Victory Road

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2010-01-31
2010年1回東京2日目

■馬場コメント
芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5だった。
馬場差のマイナス0秒5という数値は速からず遅からずというイメージで良いと思う。昨年の1回東京は雨の影響を受ける週が多くて、馬場差も様々に推移したがその時の3週目が良馬場で土曜日がマイナス0秒5、日曜日がマイナス0秒4だった。それからコース取りについてだが、開幕週らしく内々を回る馬が有利で、先週は連対馬の6割近くを占めていた。ただ個の能力や脚力がしっかりしていれば、外や大外を回っても差し届いていた事も事実。最終週までこのままDコースが使用される。
ダート
1600m対象の馬場差は土日ともプラス0秒8だった。
昨年の秋に解説を担当した4回東京は、丁度砂圧が9cmに変更された最初の開催で、良馬場の基準をプラス0秒3ぐらいと読んでいたが、それよりもいわゆる時計半分掛かったのは先週のダートだと思う。連対馬脚質をその秋の開催当時と比較して見たが、好位・中団の馬の占有率、これが秋より1割り増しと言った感じだった。先週の場合だと3/4ぐらい。ですから、ダート戦の数が多い状況での増加傾向という事ですから、やはり上がりの脚力は求められているという事だと思う。
馬場差一覧

■タイム分析
2010-01-31  芝=-0.5 → +4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
4R T1800 スマイルプライズ    牝3 未勝利 1:48.6 -0.5   C B
6R T2400 コスモエンペラー    牡3 500万下 2:27.3 -0.4   C C
8R T1800 ヒシセンチュリー    牡4 500万下 1:47.7 ±0   D C
9R T1400 インプレスウィナー    牡3 クロッカ 1:22.0 -0.2   C D
10R T1600 キングストリート    牡4 節分SH1600 1:34.0 +0.4   C C

2010-01-31  ダ=+0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
1R D1300 デュアルサクセス    牡3 未勝利 1:20.2 +0.5   C D
2R D1400 ガンドッグ    牡3 新馬 1:28.3 +1.8   D C
3R D1600 ナムラフェアリ    牝3 未勝利 1:40.6 +1.0   C D
5R D1400 ハーティンハート    牡3 500万下 1:26.1 +0.6   C C
7R D2100 メイショウブンブク    牡4 500万下 2:15.0 +2.8   D D
11R D1400 グロリアスノア    牡4 根岸SG3 1:23.7 +0.9 C B
12R D1600 ケイアイプラウド    牡5 1000万下 1:38.5 +1.3   D C

         

■ワンポイントアドバイス
上がりの競馬
中山からの開催替わりという影響もあって、これが案外大きいと思うが、先週は芝もダートもペースの緩い競馬が目についた。Eランクの見直しでも触れたが、レース全体が変則的に緩むとタイムランクの評価のみに頼った次走展望というのは危険なケースも出てくるはずですので、注意したい。推定上がりとは個々の記録としてバラバラに処理されやすいが、実は慎重に扱うべきデータでもある。展開やコース取りの他にも先週の様な開催替わりという様な背景を頭に入れておければベターだと思う。また東京新聞杯を勝ったレッドスパーダの様に前走が中山で、前半が34秒9・後半が35秒4だった。今回は東京に替わって前半35秒2の上がりが33秒5と。しかも真逆に近い様な異なる流れを正攻法で連勝できるという事は、上がりに絡んだ評価ではあるが、これはワンランク上の絶対能力の証明でもあると個人的には考えている。

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