Victory Road

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2010-02-27
2010年2回中山1日目

■馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土曜がプラス2秒6、日曜がプラス5秒1だった。
中山は芝・ダート、土日とも不良馬場という珍しい開催だった。土曜日でさえプラス2秒6と掛かっているのに、日曜日は数値上土曜のおよそ2倍掛かっている事になる。春先は一雨ごとに暖かくなると言われるが、開幕週にいきなり雨の影響を強く受けた。特に日曜日のレベルになると馬場差も普段の数値に比べたら、結構精度の面で見劣るかもしれない。また特殊なコンディションだったので、先週ランク上位だったから次走上位候補とも言えない面もある。ただ、土日とも1日を通して1つの数値を当てはめる事ができる。この番組の馬場差を予想の重要なツールにしている方も多いと思うので、先週の様なコンディションであっても発表する事にした次第。あと、上位馬の脚質・コース取りでは道悪だったから外を通った馬が優勢だったとか、あるいは前の馬が有利だったとか偏った傾向は特に見られなかった。なお、この開催は全てAコースが使用される。
ダート
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜日がマイナス0秒9、日曜がマイナス1秒1。そして1200m対象の数値は土曜日がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒9だった。
ダートも土日発表は不良だった。特に日曜は水の浮く馬場だった。ただ、1800m・1200mともにマイナスゾーンではあったが、雨のためにめちゃくちゃ時計が出やすくなったかと言うと、そこまでも行かなかった。なお両日とも1日を通して1つの数値を当てはめる事ができますし、上位馬の位置取り・コース取りに偏った傾向はなかった。連対馬の脚質を見てわかる通り、中団・後方からの差し馬も上位に来ている。
馬場差一覧

■タイム分析
2010-02-27  芝=+2.6 → +1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
5R T1600 アロマカフェ    牡3 未勝利 1:38.4 +2.3   C C
6R T2000 ラストノート    牡3 新馬 2:10.2 +6.8   S B
9R T2200 リリエンタール    牡3 水仙賞500 2:19.5 +4.1   D C
10R T1200 ダノンムロー    セ6 アクアH1600 1:10.3 +1.9   D C
12R T1600 カウアイレーン    牝4 1000万下 1:36.6 +2.2   C D

2010-02-27  ダ=-0.9 → -0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
1R D1200 ナンデヤネン    牡3 未勝利 1:12.7 -0.2   D D
2R D1800 ヒシエリート    牝3 未勝利・牝 1:56.6 +1.0   E D
3R D1800 スガノタキオン    牡3 新馬 1:56.5 +0.6   E D
7R D1800 リアルディール    牡4 500万下 1:53.3 -0.7   C D
8R D1800 キュートエンブレム    牝5 1000万下・牝 1:52.0 -1.2   C D
11R D1200 ビクトリーテツニー    牡6 千葉S 1:09.8 -0.3   C D

         

■ワンポイントアドバイス
不良は不良でも
繰り返しになるが、先週の中山は土日ともまた芝・ダートとも不良馬場という珍しいケースだった。同じ不良でも土日のコンディションが異なった事は再度強調しておきたい。まず芝は土曜日にしてもかなり時計のかかるコンディションだったが、日曜日は輪をかけて掛かっていた。一方ダートは日曜日水が浮いており、土曜よりも一層水を含んでいたはずだが、時計の出方としては特に1800m戦の場合さほど変わっていない。いずれにしても先週の様な馬場だからこそ好走できた馬、逆に力を出し切れなかった馬というのがいるので、次走に今回の結果を反映させれば良いんじゃないかなと思う。ただ、特に芝においては先週の中山で好走した馬が道悪に適正が高い事は確かですから、道悪におけるトータルの成績も重要だが、ピンポイントで先週の芝で好走した馬はメモしておくなり、競馬ソフトでマークしておくなりして今度道悪で出走した際には、注目していただきたいなと思う。

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