Victory Road

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2010-03-28
2010年2回中京8日目

■馬場コメント
2回中京は開催を終了した。この後改修工事に入るため今年の開催も終了した。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜日がプラス0秒6、日曜日がプラス0秒7だった。まずはここまで8日間の芝の馬場差を振り返っておく。中京開催は冬場としては芝のレースが多く組まれている上、昨年の暮れ・今年1回そしてこの開催と短い期間で多く行われた。さらに雨や風の影響を受けて、8日間とも馬場差はプラスだった。また開催が進むほどに時計が掛かったというのではない。雨や風の影響度合いにより、開催日によって時計の掛かり方は異なるので注意。
土曜はダートが重で始まったが、芝は良馬場だった。ただし火曜から木曜にかけて50mmを超す雨が降っており、パンパンの状態ではない。通常よりも開催日数の多い中の最終週、流石に内は荒れて来ているが、先週も週初めに芝を刈り、ローラーを入れたことから土曜は内の馬が大健闘した。ただしこれは先々週も同じで、その先々週が日曜日は外伸びになった事から、高松宮記念の行われる日曜日は外有利になると思われたが、意外にも内の馬の活躍が目立った。もちろん中距離と1200mは若干傾向が異なるが、1200mの場合内が悪いと各騎手の意識が強いことから通るコースを模索している分、前半のペースが上がらないことも原因ではないだろうか。逃げ馬が活躍したのもこの理由と無関係ではないと思う。
ダート
先週の馬場差1700m対象の数値は土曜日がマイナス0秒2、日曜日がマイナス0秒1だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1週目は雨の影響で脚抜きの良いコンディション。2週目以降開催日によって数値は異なるものの、大きな変化はない。なお3週目は1000mと1700mで時計の出方が比例しないため、数値を分けて発表した。
雨の影響を受けたが、土・日ともに水準よりも少し速い程度だった。逃げ切りあり、差し切りあり連対脚質もバラエティに富んでいた。
馬場差一覧

■タイム分析
2010-03-28  芝=+0.7 → +2.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
3R T1200 ショウナンナックル    牝3 未勝利 1:10.4 +0.5   C D
4R T2000 クレバーロッシー    牡3 未勝利 2:02.1 ±0 A C
7R T1800 チュウワプリンス    牡4 500万下 1:48.4 +0.5   C D
8R T2000 メイショウマゼラン    牡5 500万下 2:02.3 +1.7   D C
9R T1200 マッキーコバルト    牡4 三河特別1000 1:09.5 +0.8   D B
11R T1200 キンシャサノキセキ    牡7 高松宮記G1 1:08.6 +0.9   D D

2010-03-28  ダ=-0.1 → +99
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
1R D1000 ブライティアカーサ    牝3 未勝利・牝 1:00.6 +0.4   D E
2R D1700 グリッターウイング    牡3 未勝利 1:48.0 +0.5   D D
5R D1700 ポンテディリアルト    牝5 500万下・牝 1:45.8 -0.1   C D
6R D1000 トップオブボストン    牡5 500万下 0:58.9 -0.4   B D
10R D1700 タマモクリエイト    牡5 名古屋城1600 1:44.9 +0.6   D C
12R D1700 ヒラボクワイルド    牡4 中京サン1000 1:44.1 -1.0 A C

         

■ワンポイントアドバイス
しばしのお別れ
日曜の中京は入場者も多く、活気にあふれていた。高松宮記念に加えこの後大幅なコース改修があることからおよそ2年間開催が行われない事も関係していると思う。小さい頃は中京と言えば芝コースがなく、ダートとも少し違う砂コース(サンドコースと言った)のみでの開催だった。毎日杯とか中京記念とかも砂で行われていた。その後昭和45年に芝コースが竣工され、49年に砂コースからダートコースに変わって現在に至っている。新コースは直線が長くなり、直線に坂が設置されるとのこと。小回りで直線が短いコース特有のスリリングな展開が消えてしまわないかちょっと心配。

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