Victory Road

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2010-04-18
2010年3回中山8日目

■馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス3秒7、日曜がプラス0秒8だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1週目と4週目の先週は雨の影響で時計の掛かる馬場。そして2週目・3週目は時計の出やすいコンディションだった。
土曜朝の5時過ぎからみぞれ混じりの雨が降った。木曜以降で合計40mを超す雨が降ったことになる。土曜の1R前には雨が上がったが、土曜は泥が飛ぶくらい馬場が悪くなり、馬場差もプラスの数値が非常に大きくなっている。日曜は気温が上昇、馬場も乾きが進んだが、それでも水準よりは時計が掛かっている。なお日曜は重馬場発表から9R以降稍重に回復したが、馬場差は土日ともに1日を通してくくれる。脚質的には内・外を問わず、差し・追い込み馬の台頭が目についた。
ダート
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜日がマイナス1秒7、日曜がマイナス1秒1。そして1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス0秒7だった。まずはここまで8日間の馬場差を振り返っておくと、1800mは時計の出やすかった初日・7日目・8日目、水準よりもやや掛かるレベルの2日目・3日目・5日目・6日目、そして時計の掛かった4日目と3つのグループに分かれる。一方1200mは時計の掛かるコンディションだった日はない。水準レベルかあるいはそれよりも時計の出やすい日かに分かれている。
1800m・1200mともに土日を通して脚抜きが良く、時計の出方は相当早かった。ただ、日曜は乾いてきており、土日の馬場差の違いには注意してほしいと思う。端的に言えば土曜12Rの4歳以上1000万下の勝ちタイムが、日曜10Rの4歳以上オープンを上回っている事を参考にされたいと思う。日曜は芝同様に馬場発表が変更になったが、馬場差は1日でくくれる。時計が速いからと言って前が止まらないといった傾向もなく、むしろ差し馬の進出が目についた。
馬場差一覧

■タイム分析
2010-04-18  芝=+0.8 → +2.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
4R T2200 ユウガナル    牡3 未勝利 2:18.1 +1.7   D D
8R T1200 アラマサローズ    牝4 袖ケ浦特1000 1:09.2 +0.4   C D
9R T2000 トウショウデザート    牡4 鹿野山特1000 2:02.0 +1.1   C D
11R T2000 ヴィクトワールピサ    牡3 皐月賞G1 2:00.8 -0.4 A B
12R T1600 ミクロコスモス    牝4 中山スH1600 1:34.4 +0.6 C B

2010-04-18  ダ=-1.1 → -0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
1R D1800 ポルトゥエンセ    牝3 未勝利・牝 1:54.6 -1.0   C E
2R D1200 シセイオウジ    牡3 未勝利 1:12.1 -0.8   C E
3R D1800 ユジェニックブルー    牡3 未勝利 1:55.0 -0.6   D E
5R D1800 モエレエンデバー    牡3 500万下 1:52.9 -1.8   B C
6R D1200 コスモパイレット    牡4 500万下 1:11.3 -0.6   C C
7R D1800 カーネリアンシチー    牡4 500万下 1:54.0 ±0   E E
10R D1200 アイルラヴァゲイン    牡8 京葉SH 1:10.0 -0.1   D C

         

■ワンポイントアドバイス
ネオユニヴァース産駒が春の牡馬クラシックを席巻
ヴィクトワールピサの父はネオユニヴァース。昨年初年度産駒のアンライバルドが皐月賞・ロジユニヴァースがダービーを制して春の牡馬2冠を独占した。そして今年ヴィクトワールピサが皐月賞を制覇して、春の牡馬クラシックを全勝中。ヴィクトワールピサがダービーを勝てば大変な記録になる。と言うのもネオユニヴァースの父サンデーサイレンスは初年度ジェニュインが皐月賞・タヤスツヨシがダービーを勝ち、2年目も皐月賞をイシノサンデーが制したが、ダービーはダンスインザダークがフサイチコンコルドに敗れているから。ネオユニヴァース自身も春の2冠を制しており、この時期に完成してくるのが血統的な特徴なのだと思う。ただ、ネオユニヴァースは3冠取りに失敗。昨年のアンライバルド・ロジユニヴァースにしてもそれぞれ気性・脚部に問題が出て現在は結果を出せないでいる。ヴィクトワールピサもダービーまでは問題ないと思うが、鍵はその後。夏を順調に超すこととこの間の成長力だと思う。

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