Victory Road

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2010-05-02
2010年2回東京4日目

■馬場コメント
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日共にマイナス1秒2だった。ここまで4日間では開催初日は雨の影響でプラスの馬場差。2日目は初日よりも時計は出やすくなっていたが、先週さらに高速化した。
ここまでの高速化は想像を超えていたが、前回の放送で述べたもろもろの推察からかけ離れた結果でもない。改めて興味深いのはJRAから発表される金曜正午の馬場状態。開幕週は重だったが、先週は良だった。月曜から金曜の総降雨量で比べてみると先週は開幕週の倍近い雨が降っている。ただ、開幕週が火曜から金曜で4日連続の雨だったのに対して、先週は火曜・水曜のみだった。そして木曜・金曜が晴れたという違いが大きい。毎回毎回こうした説明をする訳にもいかないが、馬場情報のチェックを習慣づけるだけでも得られるモノはあるはず。そして連対馬脚質では逃げ馬が4勝2着1回と活躍する一方で、中団や後方からの連対も全体の半数に登り、偏りはなかった。今週もう1週Aコースが使用され、来週からBコースに替わる。
ダート
先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにプラス0秒3だった。まずここまで4日間については、初日は水を含んだ馬場でやや時計の出やすいレベルだったが、2日目は水準、先週はプラスの馬場差となった。
芝の分析で述べた通り先週の東京は中間の雨の影響が残らなかった。昨年の秋の東京開催で砂圧9cmでの良馬場の基準値はプラス0秒3ぐらいと言っていたが、先週は正にノーマルな馬場で行われたと言える。傾向として開幕週と違う点は意外に少ないが、逃げ馬の連対数が増えた事ぐらいか。ただこれは能力的な問題の方が大きいと思う。つまりダートに関してはこれまでの2週、実力がストレートに反映された結果が多いという事。
馬場差一覧

■タイム分析
2010-05-02  芝=-1.2 → +1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
3R T1600 アルマトゥーラ    牡3 未勝利 1:35.9 +0.1   S D
5R T2000 メジロクリントン    牡3 未勝利 2:04.5 +2.3   S E
8R T1400 コウヨウサンデー    牡4 500万下 1:21.5 -0.7   B D
9R T2400 ミッキーミラクル    牡5 陣馬特H1000 2:25.3 -0.9   C D
11R T1800 トレノエンジェル    牝3 スイート 1:48.5 +1.2   S E
12R T1600 タイガーファング    牡5 1000万下 1:33.6 -0.6   D D

2010-05-02  ダ=+0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 完T差 WL TL ML
1R D1400 オーダーラッシュ    牝3 未勝利・牝 1:27.0 +0.8   D D
2R D1600 カズノタイショウ    牡3 未勝利 1:39.7 +0.2   C D
6R D1300 ゼンノベラーノ    牡3 500万下 1:17.8 -1.1   A C
7R D1600 ビレッジペガサス    牡3 500万下 1:39.8 +1.2   D D
10R D1400 ユノゾフィー    牡4 立夏S1600 1:24.1 +0.6   D C

         

■ワンポイントアドバイス
整いました!?藤沢和雄厩舎
もはや恒例となっている藤沢和雄厩舎の東京構成。先週は東京に集中して10頭が出走した。土曜日のメイン、青葉賞でのリリエンタール5着、ミッションモード7着を除く残りの8頭が3着以内に入って馬券の対象となっていた。そこで2005年から今年1回開催までの藤沢和雄厩舎の東京における傾向を探ってみたところ、ややカルトなデータが掘り出せた。それは開催の3日目と7日目における成績が相対的に良いという事。奇数ですからつまり土曜日の競馬。特に開催3日目は単勝回収値がプラス収支を出している。また、ローテーション別成績を見ると、中1週あるいは中3週が割と好走確率が高い。と言うことは先週中1週で出走した土曜9Rのシャイニンアーサーの単勝870円は実に美味しい高配当だったと言えるのかもしれない。暗記に役立つような謎かけで占められないところはさておき、少なくとも人気になりやすい厩舎ですから、大きいレースが多くて注目を集める日曜よりは、土曜日の方がメリットはありそう。

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