Victory Road

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2014/07/05 (土)
2014年2回福島1日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス1秒1だった。
 土曜は稍重でスタートして5Rから良馬場に変更されたが、馬場差は1日を通した数値。雨の影響は残っていたも、速い時計の出るコンディションだったと言えるだろう。日曜は土曜よりも乾いて、馬場差としては若干ではあるが、マイナス方向に大きくなった。連対馬を見ると、前へ行って内を立ち回った馬が粘っていた。土日を合わせて14鞍の内10鞍で逃げ・先行馬が連対という感じだった。
ダート
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒2へと変動、日曜がマイナス1秒0だった。
 土曜は馬場発表が重から稍重に変更されたが、馬場差も変動となった。時間の経過とともに徐々に水準方向に近づいて行く普通の変動。ただし、変動の幅はそれほど大きくなかった。日曜は終日稍重で馬場差も安定していた。土曜日の終わりよりも少しだけ水準に近づいて、馬場差はマイナス1秒0だった。いずれにしろ土日ともに高速馬場。福島らしく、前の組での決着が多かったが、特に土日で5連対した逃げ馬の活躍が目立った。
馬場差一覧

■タイム分析
2014/07/05 (土)  芝=-1.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R T1800 ロジチャリス    牡2 未勝利 1:50.0 +0.4 ± +1.3 -0.9 87   E D
3R T1200 ブリッツカイザー    牡3 未勝利 1:08.8 -1.0 ± -0.4 -0.6 104   B D
5R T1000 ハタノガイスト    牡2 新馬 0:57.7 -0.6 ± -0.1 -0.5 101   C D
6R T1800 サンアグライア    牝3 未勝利・牝 1:48.3 -0.5 ± +0.4 -0.9 96   D C
8R T1200 ユキノアイオロス    セ6 500万下 1:08.5 -0.7 ± -0.1 -0.6 101   C D
10R T2600 レイトライザー    牡4 開成山特500 2:40.6 -0.1 -0.6 +0.6 -1.3 94   D C
11R T1200 メイショウスザンナ    牝5 テレビユ1600 1:07.8 -0.6 ± ±0 -0.6 100   C D

2014-07-05 (土)  ダ=-1.6 → -1.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R D1700 レイズアセイル    牝3 未勝利・牝 1:46.6 -0.5 ± +1.1 -1.6 89   E E
4R D1150 ダイワコンシード    牝3 未勝利 1:07.5 -1.7 ± -0.6 -1.1 106 B D
7R D1700 マハーシュリー    牝3 未勝利 1:46.7 -0.4 ± +1.0 -1.4 90   E D
9R D1700 ティアップレーヴ    牝4 猪苗代特1000 1:44.3 -0.9 -0.3 +0.1 -1.0 99   C C
12R D1700 チャンスメイク    牡3 500万下 1:45.3 -0.7 ± +0.5 -1.2 95   D C

         

■ワンポイントアドバイス
巴賞から函館記念を考える
巴賞は函館記念の重要なステップレースだが、過去10年の函館記念において、前走が巴賞だった馬が5勝2着6回3着3回と連対馬の半数以上を占めている。5勝の内訳は巴賞1着から4着馬が各1勝で、残る1頭は巴賞11着だった。ただ、よくよく調べてみると、この5勝のうち3勝が同一馬。2005年から2007年で勝ったエリモハリアー。エリモハリアーのような馬が再び現れるとはちょっと考えにくいので、2008年以降6年間でデータを取り直してみる。この内2009年は札幌開催。すると前走巴賞だった馬は2勝2着4回3着3回と。巴賞が重要なステップレースである事には変わりないが、近年の傾向からは巴賞については函館記念で1着よりも2・3着の方が多いことがわかる。また、2008年以降の2勝はそれぞれ巴賞で3着・4着だった馬で巴賞1着馬はなんと2008年のフィールドベアのみで2着1回のみ。フィールドベアが2着しただけ。ここ5年連続して巴賞1着馬は4着以下に沈んでいる。過去3年は連続して巴賞1着馬が1番人気だったのに、4着以下に沈んでいる。これはちょっと勝ち馬はどうなのかなという感じがある。さらに2着3回3着3回は巴賞5着から8着馬。しかも、巴賞で4番人気以内だった馬が1勝2着3回3着3回とよく頑張っている。巴賞から函館記念に向かう馬を狙うなら4番人気以内で5着から9着ぐらいだった馬を狙うべきじゃないかと。

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