2016/01/23 (土)
2016年1回中山7日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒7だった。まずはさかのぼって1回中山8日間の馬場差を振り返っておくと、マイナス0秒9でスタートして最終日がマイナス0秒7。ほとんど動きが無く、速めの時計が出るコンディションだった。 17日の日曜日から翌日にかけて雨が降ったものの、芝に関しては影響は残らず、先週も6日目と同じ馬場差だった。極端なスローペースでなければ、外からの差しも間に合う傾向というのも3週目と同じだった。 |
ダート |
土曜がマイナス0秒3、日曜がプラスマイナスゼロだった。ダートも開催8日間の馬場差を振り返っておく。1800mは初日がプラス0秒1だったが、その後は7日目を除けば、プラス1秒台の数値で時計の掛かるコンディションだった。1200mは1800mと比較すれば、水準に近いレベルで推移していたが、2日目から5日目・6日目までジワジワ時計が掛かって行った。ただ、先週土曜はこの開催では最も時計の出やすいレベルとなった。 17日の日曜日夜から月曜日にかけて雨が降ったが、その後気温が低くて乾きにくい上に、湿った状態で水曜に凍結防止剤を散布したため、水分が保たれて土曜は稍重だった。1800mも1200mも先週や先々週より速い時計が出るコンディションになった。日曜も稍重だったが、土曜よりは時計の掛かるコンディション。特に1800mは稍重でも時計の掛かるコンディションだったという事が先週の注意事項となる。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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5R | T2200 | 良 | ミライヘノツバサ | 牡3 | 未勝利 | 2:14.4 | -2.1 | ± | -1.3 | -0.8 | 113 | ○ | A | B | ||
6R | T1600 | 良 | ミエノドリーマー | 牡3 | 新馬 | 1:37.5 | +1.2 | -0.3 | +1.5 | -0.6 | 85 | S | C | |||
9R | T1800 | 良 | ジークカイザー | 牡3 | 若竹賞500 | 1:49.5 | +0.4 | -0.8 | +0.2 | -0.6 | 98 | C | C | |||
12R | T2000 | 良 | オウケンブラック | 牡5 | 500万下 | 2:01.5 | -0.1 | -0.3 | +0.3 | -0.7 | 97 | C | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 稍 | ナックビーナス | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:12.2 | -0.8 | ± | -0.5 | -0.3 | 105 | B | C | |||
2R | D1800 | 稍 | コスモヒドラ | 牡3 | 未勝利 | 1:57.5 | +1.6 | ± | +1.0 | +0.6 | 90 | E | D | |||
3R | D1200 | 稍 | ロージーサンセット | 牝3 | 未勝利 | 1:12.8 | -0.2 | ± | +0.1 | -0.3 | 99 | C | C | |||
4R | D1800 | 稍 | シフォンカール | 牝3 | 新馬・牝 | 1:58.4 | +2.1 | ± | +1.5 | +0.6 | 85 | E | C | |||
7R | D1800 | 稍 | ピアシングステア | 牡4 | 500万下 | 1:54.6 | +0.6 | ± | ±0 | +0.6 | 100 | C | C | |||
8R | D1200 | 稍 | ブラウンカイ | 牡5 | 500万下 | 1:11.8 | -0.1 | ± | +0.2 | -0.3 | 98 | C | D | |||
10R | D1200 | 稍 | スペルオンミー | 牝5 | 初霞賞1000 | 1:11.3 | ±0 | ± | +0.3 | -0.3 | 97 | D | C | |||
11R | D1800 | 稍 | バスタータイプ | 牡4 | アレキサ1600 | 1:52.7 | +0.3 | ± | -0.3 | +0.6 | 103 | C | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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短距離こそタイム以外に注目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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短距離というと有無を言わない時計勝負というイメージがあるかもしれないが、短距離のほうが前走タイムが優秀という馬の信頼度が実は低い。昨年1年間、タイムランクがA,Bのレースで勝ち馬と同タイムだった2着馬が次走で同クラス同距離同馬場に中3週以内で出走した場合の成績は以下の通り
トータルでは連対率75%。連対率を下げてしまっているのは芝1200m。距離で見ると1200mと1300m以上では1300m以上のほうが信頼度が高い。芝とダートではダートのほうが信頼度が高い。ダートの1300m以上では勝率10割だが、芝の1200mでは連対率が5割を切ってしまう。 こうなる理由は1200mでは枠順や展開、負担重量といった前走の成績とは直接の関係が無いファクターが影響するため。つまり、前走タイムが優秀であっても、前走と同じように走れない確率が上がってしまう。 よって、1200m(特に芝1200m)では減量騎手の起用や、揉まれにくい外枠、ブリンカー着用など、何か1つでも買える要素があれば人気薄を狙っていける。 |