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2016/01/30 (土)
2016年1回中京5日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス2秒2、日曜がプラス1秒4だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を振り返っておくと、開幕週はマイナス1秒台の高速馬場だったが、2週目は1秒ほど時計が掛かり、最終週の先週は雨の影響でプラスの数値。しかも大きな数値となった。
 開幕週が終わった時点で大川さんが中京芝は少しでも雨の影響があると一気に時計が掛かるようになりますし、開催進行につれて時計が掛かるようになっていく、そのスピードも速いと述べていたが、正にその通りの推移になった。雨量としては京都ほどではなかったが、土曜前半では設定不能かと思った程時計が掛かった。なお、土曜は不良から重へ変更されたが、馬場差は1日を通した数値。次に脚質・コース取りを見ると、前へ行った馬も4コーナーでは外に出すケースが多かった。土曜6Rを逃げ切ったカネトシブレスもその1頭。ただ、ぽっかり開いた内を伸びて来た馬もいて、土曜12Rを勝ったアルパーシャンなどは内目を通って伸びていた。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒7、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、4日目までは水準に近い数値とは言え、プラスの数値だったが、先週は一転してマイナス1秒台の馬場差になった。
 雨のためかなり脚抜きの良いコンディションで、土曜日はマイナス1秒7、日曜日は土曜と比較すれば乾いたが、それでもマイナス1秒台だった。また、前めにつけた馬の粘り込みが目に付いたが、直線は外を通っても伸びてはいた。
馬場差一覧

■タイム分析
2016/01/30 (土)  芝=+2.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
5R T1400 オウケンビリーヴ    牝3 未勝利 1:25.1 +1.9 ± +0.4 +1.5 96   D C
6R T1600 カネトシブレス    牝3 新馬 1:39.9 +3.0 ± +1.2 +1.8 88   E D
10R T2200 メイショウヤマホコ    牡6 金山特別500 2:21.0 +5.8 -0.8 +2.6 +2.4 74   S C
12R T1600 アルパーシャン    牡4 鞍ケ池特500 1:37.5 +2.0 ± +0.2 +1.8 98 C C

2016-01-30 (土)  ダ=-1.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 フォルス    牡3 未勝利 1:12.3 -1.2 ± -0.1 -1.1 101   C D
2R D1800 ニシノタイタン    牡3 未勝利・若 1:55.2 ±0 ± +1.7 -1.7 83   E D
3R D1400 リヴァイバル    牝3 未勝利・牝 1:25.7 -0.7 ± +0.6 -1.3 94   D D
4R D1900 エルドリッジ    牡6 500万下 1:59.4 -0.9 -0.4 +0.5 -1.4 95   D D
7R D1400 マコトカンパネッロ    牝4 500万下・牝 1:24.7 -0.4 ± +0.9 -1.3 91   E D
8R D1800 デグニティクローズ    牡5 500万下 1:51.2 -2.4 ± -0.7 -1.7 107   B C
9R D1400 アイファーサンディ    牡4 500万下 1:24.2 -0.9 ± +0.4 -1.3 96   D D
11R D1400 ハラペーニョペパー    牝4 伊良湖H1000 1:23.3 -1.1 ± +0.2 -1.3 98   C C

         

■ワンポイントアドバイス
ジリ脚とマイラー
 今週の東京新聞杯にはダイワリベラルが登録している。1年前にこの馬が東京新聞杯に登録することを予想できる人はいなかったと思う。というのも、ダイワリベラルは2歳10月のデビューこそダート1400mだったが、昨年の9月までは芝1800m以上を使って4勝している。しかし、ジリ脚の典型のような負け方をすることも多く、常に危険な人気馬にしたいタイプだった。
 ところが2走前に初めて芝1600mを使ってきた途端、この距離で1600万下とオープンを連勝して今週の東京新聞杯に駒を進めることになった。つまり、2000m前後でジリ脚になって、今ではもう距離が長いという負け方をしていた。
 ラングレーもそのタイプで、デビューから3走前までは芝1800m以上を使っていて4勝のうち2勝は2400m。昨年はオープンから降級してきたにも関わらずジリ脚の負け方を続けていたが、2走前に始めて1600mを使って3着、前走が1着でオープンに再昇級となった(ラングレーの次走は洛陽S、芝1600mを予定)。
 要するに若いころは能力の高さで距離を克服できても、ある時期、特に相手が強くなるとその馬の本質が浮き彫りにされてくるということ。ダイワリベラルもラングレーもジリ脚で負けていたのは距離適正の問題であって、距離を縮めてマイラーとしての本性を表したものと考えられる。
 中距離では一見ジリ脚、しかし実はマイラーだったという例は多い。ある馬が意外な初距離を使ってきた場合は注意する必要がある。

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