2016/02/14 (日)
2016年1回東京6日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒1だった。まずはさかのぼって6日間の馬場差を振り返っておく。馬場発表が稍重だった初日と6日目は水準レベルの数値だった。2日目から5日目は良馬場発表で特に5日目の先週土曜は速い時計の出るコンディションだった。 馬場差の推移説明と重複するが、先週は週半ばには全く雨が降らなかったので、土曜は速い時計の出るコンディションになった。しかし、日曜は雨と風の影響で土曜より1秒ほど時計の掛かるコンディションになった。次に連対馬の脚質を見ると、土日を通じて後方の馬はいなかった。基本的には前めにつけて内を立ち回った馬が活躍したという事だが、ただ土曜4Rを勝ったマイネルクラフト、5Rで2着したブレイクマイハートの様に馬群の外から伸びてくる馬もいたので、外を通ると全く伸びないという訳ではなかった。 |
ダート |
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス1秒0だった。さかのぼって6日間の馬場差を振り返っておくと、良馬場だった3日目から5日目までは時計の出方は水準レベル。一方馬場が渋った初日・2日目・6日目は速めの時計が出るコンディションだった。 芝と同様に日曜日は雨の影響を受けた。ただし、推移の方向は芝とは逆で、日曜の方が脚抜きが良く、時計が出やすくなっている。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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4R | T1600 | 稍 | リルティングインク | 牝3 | 新馬 | 1:38.0 | +1.8 | -0.8 | +1.1 | -0.1 | 89 | S | C | |||
7R | T2400 | 稍 | サブライムカイザー | 牡4 | 500万下 | 2:28.3 | +1.4 | -0.6 | +0.9 | -0.1 | 91 | D | D | |||
9R | T1600 | 稍 | テルメディカラカラ | 牝4 | テレビH1000 | 1:34.5 | +0.3 | ± | +0.4 | -0.1 | 96 | D | C | |||
10R | T1400 | 稍 | アンタラジー | 牡4 | 雲雀S1600 | 1:21.3 | +0.1 | ± | +0.2 | -0.1 | 98 | C | D | |||
11R | T1800 | 稍 | ディーマジェスティ | 牡3 | 共同通信(G3) | 1:47.4 | ±0 | ± | +0.1 | -0.1 | 99 | C | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1400 | 稍 | シアーライン | 牡3 | 未勝利 | 1:25.2 | -1.0 | ± | -0.1 | -0.9 | 101 | C | C | |||
2R | D2100 | 稍 | スカイドラゴン | 牡3 | 未勝利 | 2:13.5 | -0.6 | ± | +0.7 | -1.3 | 93 | D | D | |||
3R | D1600 | 稍 | ティアップリバティ | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:38.8 | -0.7 | ± | +0.3 | -1.0 | 97 | C | C | |||
5R | D1600 | 稍 | アルーアキャロル | 牡3 | 500万下 | 1:36.8 | -1.8 | ± | -0.8 | -1.0 | 108 | ○ | B | C | ||
6R | D1400 | 稍 | リベルタンゴ | 牝4 | 500万下・牝 | 1:24.7 | -0.2 | ± | +0.7 | -0.9 | 93 | D | C | |||
8R | D1300 | 稍 | スウィープアウェイ | 牡5 | 500万下 | 1:17.8 | -0.7 | ± | +0.1 | -0.8 | 99 | C | C | |||
12R | D1600 | 稍 | ラストダンサー | 牡5 | 1000万下 | 1:35.4 | -1.8 | ± | -0.8 | -1.0 | 108 | B | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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1分32秒台(高速決着)のツケ!? |
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メジャーエンブレムがクイーンCをタイムランクA、5馬身差で圧勝し桜花賞の最有力候補となったが、このタイム(1.32.5)を見ると過去の名馬たちの嫌な思い出が頭によぎる。それは2歳から3歳の早い時期にあまり早いタイムで走りすぎないほうがいいということ。 過去30年の2,3歳限定の芝1600mの重賞において1分33秒を切るタイムで勝った馬のリストは以下の通り。 8頭いるが、その後G1を勝ったのはキングカメハメハだけ。 例えばタイキフォーチュン、競馬に対して前向きな馬が余りにも競馬の厳しさを知って走ることが嫌になるというメンタル面でのスランプに陥ったと思われる。 サンライズプリンスやダノンシャンティの場合、走りすぎた消耗度によるフィジカルな面での反動だと考えられる。 メジャーエンブレムも過去の名馬の例からすると1分32秒台で走破したツケがいつかどこかで回ってくるかもしれない。そのような危険性があることは念頭に置いておく必要がある。 |