2016/09/24 (土)
2016年4回阪神5日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒台の開催日が多く、速い時計の出るコンディションだが、4日目だけは雨の影響でプラスの数値になった。 先週からBコースに替わったが、土曜は雨の影響が残ってマイナス1秒台には戻らなかった。しかしながら日曜は土曜よりは乾いて、マイナス1秒1になった。先々週とは違って、逃げ馬は苦戦して、連対はわずか1頭で、逆に後方からの連対も2頭だけだった。所謂中団からの差し馬が活躍した週だった。ですから、前残りではないが、外一気の差しでは間に合わない状況だった。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、4日目以外はマイナス1秒台。その4日目だけは不良馬場で他の開催日よりも含水率は高かった訳だが、むしろ時計が掛かっていた。 土日ともマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションだった。稍重の土曜がマイナス1秒4で、日曜は土曜と比べると乾いて良馬場になってマイナス1秒1だった。先週は乾いた方が時計が掛かるというダートの常識が通用する開催週だった。上位馬の脚質だが、好位・中団からの差し馬が活躍していた。一方で後方からの差し馬の連対馬はゼロだった。脚質傾向にバラつきがなかった先々週と比べると先週はやや偏った傾向が見られた。いずれにしろ、前残りの傾向ではない。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | T1600 | 稍 | アドマイヤミヤビ | 牝2 | 未勝利・牝 | 1:34.8 | -1.1 | -0.3 | -0.8 | -0.6 | 108 | ○ | B | C | ||
2R | T1800 | 稍 | ガウディウム | 牡2 | 未勝利 | 1:48.9 | +0.1 | -0.6 | +0.2 | -0.7 | 98 | C | D | |||
5R | T1600 | 稍 | ミスエルテ | 牝2 | 新馬・牝 | 1:37.2 | +1.0 | -0.8 | +0.8 | -0.6 | 92 | ○ | D | C | ||
9R | T1400 | 稍 | ジューヌエコール | 牝2 | ききょう | 1:22.3 | +0.2 | -0.1 | +0.7 | -0.6 | 93 | D | D | |||
10R | T1800 | 稍 | ミエノサクシード | 牝3 | 夕月特別1000 | 1:48.0 | +1.4 | -1.0 | +1.1 | -0.7 | 89 | S | C | |||
12R | T2000 | 稍 | ルナーランダー | 牡3 | 500万下 | 2:01.8 | +0.9 | -0.6 | +1.1 | -0.8 | 89 | S | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | D1200 | 稍 | ヴィクトリアマンボ | 牝3 | 未勝利 | 1:12.2 | -0.8 | ± | +0.1 | -0.9 | 99 | C | C | |||
4R | D1800 | 稍 | サトノアルカディア | 牡3 | 未勝利 | 1:53.7 | -0.4 | -0.3 | +0.7 | -1.1 | 93 | D | D | |||
6R | D1400 | 稍 | コーカス | 牡2 | 新馬 | 1:25.4 | -1.2 | ± | -0.1 | -1.1 | 101 | C | C | |||
7R | D2000 | 稍 | ウインユニファイド | 牡4 | 500万下 | 2:04.7 | -1.8 | ± | -0.2 | -1.6 | 102 | C | D | |||
8R | D1200 | 稍 | シゲルゴホウサイ | 牝4 | 500万下 | 1:11.4 | -0.9 | ± | ±0 | -0.9 | 100 | C | C | |||
11R | D1400 | 稍 | パーティードレス | 牝5 | 大阪スポ1600 | 1:23.7 | +0.2 | ± | +1.3 | -1.1 | 87 | E | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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夏の函館・札幌開催で印象に残った馬 |
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秋最初の開催も最終週を迎え、札幌終盤に参戦していた馬も今後の開催に出走してくることになる。この夏も北海道に出張していたので現場で見ていて印象に残っていた馬を5頭取り上げることにする。 ・レヴァンテライオン 7/24 函館11R 函館2歳S(タイムランクC/メンバーランクC)の勝ち馬。 スタート時点で1馬身ぐらい出ていて、その後一瞬行きかける素振りを見せたがすぐに折り合って、直線に向くとセーフティリードを保ち、むしろ1頭になった分フラフラして外に逃げる素振りを見せ後ろの馬に迫られたがまだまだ手応えに余裕が有り、勝ちっぷりとしてはほぼ圧勝といえるレベルだった。この馬はレースセンスがよく、おそらく折り合い面を考えても距離延長にも十分対応できそう。マイルぐらいの幅広い距離に対応でき、まだまだ体型も子供で成長の余地を残している。今後の成長を考えればちょっと大きいところも狙える一頭だと思う。 ・ソウルスターリング 7/31 札幌5R 新馬戦(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬 北海道シリーズの新馬戦にありがちな超スローペースの競馬になった。それでもこの馬は競馬がうまく流れに乗って競馬ができていた。1頭外に逃げる馬に一瞬ついて行きそうになったが、そこから体制を立て直して、アドマイヤマンバイが勝ちパターンに持ち込むところ、それを外から一気に加速してゴール寸前で捕らえて勝ちきる内容は評価できる。この馬はミスエルテと同じフランケル産駒で、共通していえるのは両馬ともトモに丸みがあって完成度が高い印象がある。馬体の作りも立派でこのレースのような加速の仕方を見てると狭いコースよりも広い東京のようなコースの方が合う。クラシック戦線で活躍できる素材だと思う。 ・レッドアンシェル 8/20 札幌5R 新馬戦(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬 初めてのレースを迎える馬には非常に厳しい大雨の中、レッドアンシェルは大人びたレース振りを見せた。引っ張りきりの手応えのまま前に並びかけて、モノ見しない程度に加速させる程度で後続を突き放しての圧勝。洋芝の道悪で勝った内容なので速い時計に対応できるかが鍵になるが、脚捌きが軽いので京都あたりでも十分対応できそう。距離伸びても大丈夫そうで先々まで楽しみな一頭。 ・トラスト 9/3 札幌11R 札幌2歳S(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬 この前のレースでは控えて上手くいかなかったがこのレースでは好発を決めて迷わずハナにたった。結果ペース補正が入るぐらいこの馬にとってはいいラップで運んで、最後も後続を突き放した。この馬歩いている姿を見ているとさほどいい馬には見えないのだが、走らせるとバネの塊のような走りをする。柔らかくてそれでいてどんくさい感じもなく陣営が期待しているのもわかるし、相当なレベルで活躍すると思う。長い目で見ていきたい一頭。 ・ウムブルフ 8/20 札幌11R 札幌日刊スポーツ杯(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬 モレイラ騎乗で前半控えて3コーナーで動くこの騎手の形だったが、このときも手応えがよく迷わず後続を突き放していった。4コーナーではセーフティリードで早すぎるのではと思ったが、波の馬ではここから後続に迫られてギリギリ押し切るのだろうが、この馬はそういうところがなくむしろ突き放した。昇級でメンバーが強くなっているのに勝ちっぷりが良くなっていて力つけている証拠で菊花賞に出てきても侮れない一頭。近い将来に活躍しそうで菊花賞に出てきても狙ってみたい。 |