Victory Road

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2016/09/25 (日)
2016年4回中山6日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス1秒0だった。まずはさかのぼって6日間馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で基本的に速い時計の出るコンディションだが、4日目・5日目は雨の影響で後半の方が時計が掛かった。
 先週はまとまった雨が降って、土曜は稍重だった。ただ、Cコースに替わって最初の開催日とあってマイナス1秒0でスタートした。その後障害レースの8Rから雨が降って、終盤は時計が掛かって馬場差は水準方向へ近づいて行った。あと、日曜は乾いて土曜朝と同じレベルに馬場差は戻って速い時計の出るコンディションになった。ただ、めちゃくちゃ速いという程ではなかった。脚質的には好位もしくは中団からの差しタイプが活躍した。それは土日を通して同じ状況だった。ただ、外々を回ると厳しくて基本的には内目を通った馬の方が有利な馬場だった。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒4からマイナス1秒6へと変動、日曜はマイナス1秒2からマイナス1秒0へと変動した。1200m対象の数値は土日ともにマイナス1秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で特に雨の影響を強く受けた先週は1800m・1200mともにマイナス1秒台の数値になった。
 土曜朝の時点でそもそも速い時計の出るコンディションだった。その上終盤は雨の影響を受けて10Rはそれまでよりもさらに時計が出やすくなった。日曜はその逆で、終盤乾いて行って12Rはそれまでよりいくらか時計が掛かっていた。とは言っても土日を通じてマイナス1秒台で脚抜きの良いコンディションである事には変わりなかった。1200mについては土曜4R・7Rで雨が降る前に行われていたので、同じ馬場差だった。日曜は1R・4R・8Rで乾いて行く前に行われていて、これも同じ馬場差だった。脚質的には先々週は先行・差し問わずまんべんなく連対していたが、先週は後方からの差し馬の連対馬がゼロだった。前めにつけた馬がやや有利な状況だった。
馬場差一覧

■タイム分析
2016/09/25 (日)  芝=-1.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R T1600 アマノガワ    牝2 未勝利 1:36.7 +0.5 -0.2 +1.1 -0.8 89   E D
5R T2000 キャナルストリート    牝2 新馬 2:02.9 -0.7 -0.4 -0.1 -1.0 101   C C
7R T1600 ユメノマイホーム    牝4 500万下 1:33.3 -1.6 ± -0.8 -0.8 108   B C
9R T2000 キングズラッシュ    牡2 芙蓉S 2:04.2 +2.3 -1.0 +2.3 -1.0 77 S D
10R T1600 オルレアンローズ    牝3 外房特別1000 1:33.4 -0.9 ± -0.1 -0.8 101   C C
11R T2200 ゴールドアクター    牡5 オールカ(G2) 2:11.9 -0.6 ± +0.5 -1.1 95 D C

2016-09-25 (日)  ダ=-1.2 → -1.0 / 1200m=-1.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 シゲルコング    牡2 未勝利 1:11.9 -1.2 ± -0.1 -1.1 101   C D
3R D1800 ベバスカーン    牡3 未勝利 1:54.8 -0.5 ± +0.7 -1.2 93   D C
4R D1200 ファンヴィー    牡2 新馬 1:12.1 -1.2 ± -0.1 -1.1 101   C D
6R D2400 トーセンアーネスト    牡4 500万下 2:34.5 -1.4 -0.3 -0.1 -1.3 101   C D
8R D1200 チュラカーギー    牝3 500万下・牝 1:10.8 -1.1 ± ±0 -1.1 100   C C
12R D1800 ケンベストカフェ    牡4 500万下 1:53.7 -0.3 -0.6 +0.1 -0.4 99   C C

         

■ワンポイントアドバイス
夏の函館・札幌開催で印象に残った馬
 秋最初の開催も最終週を迎え、札幌終盤に参戦していた馬も今後の開催に出走してくることになる。この夏も北海道に出張していたので現場で見ていて印象に残っていた馬を5頭取り上げることにする。

 ・レヴァンテライオン
 7/24 函館11R 函館2歳S(タイムランクC/メンバーランクC)の勝ち馬。
スタート時点で1馬身ぐらい出ていて、その後一瞬行きかける素振りを見せたがすぐに折り合って、直線に向くとセーフティリードを保ち、むしろ1頭になった分フラフラして外に逃げる素振りを見せ後ろの馬に迫られたがまだまだ手応えに余裕が有り、勝ちっぷりとしてはほぼ圧勝といえるレベルだった。この馬はレースセンスがよく、おそらく折り合い面を考えても距離延長にも十分対応できそう。マイルぐらいの幅広い距離に対応でき、まだまだ体型も子供で成長の余地を残している。今後の成長を考えればちょっと大きいところも狙える一頭だと思う。

 ・ソウルスターリング
 7/31 札幌5R 新馬戦(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬
 北海道シリーズの新馬戦にありがちな超スローペースの競馬になった。それでもこの馬は競馬がうまく流れに乗って競馬ができていた。1頭外に逃げる馬に一瞬ついて行きそうになったが、そこから体制を立て直して、アドマイヤマンバイが勝ちパターンに持ち込むところ、それを外から一気に加速してゴール寸前で捕らえて勝ちきる内容は評価できる。この馬はミスエルテと同じフランケル産駒で、共通していえるのは両馬ともトモに丸みがあって完成度が高い印象がある。馬体の作りも立派でこのレースのような加速の仕方を見てると狭いコースよりも広い東京のようなコースの方が合う。クラシック戦線で活躍できる素材だと思う。

 ・レッドアンシェル
 8/20 札幌5R 新馬戦(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬
 初めてのレースを迎える馬には非常に厳しい大雨の中、レッドアンシェルは大人びたレース振りを見せた。引っ張りきりの手応えのまま前に並びかけて、モノ見しない程度に加速させる程度で後続を突き放しての圧勝。洋芝の道悪で勝った内容なので速い時計に対応できるかが鍵になるが、脚捌きが軽いので京都あたりでも十分対応できそう。距離伸びても大丈夫そうで先々まで楽しみな一頭。

 ・トラスト
 9/3 札幌11R 札幌2歳S(タイムランクD/メンバーランクC)の勝ち馬
 この前のレースでは控えて上手くいかなかったがこのレースでは好発を決めて迷わずハナにたった。結果ペース補正が入るぐらいこの馬にとってはいいラップで運んで、最後も後続を突き放した。この馬歩いている姿を見ているとさほどいい馬には見えないのだが、走らせるとバネの塊のような走りをする。柔らかくてそれでいてどんくさい感じもなく陣営が期待しているのもわかるし、相当なレベルで活躍すると思う。長い目で見ていきたい一頭。

 ・ウムブルフ
 8/20 札幌11R 札幌日刊スポーツ杯(タイムランク設定不能/メンバーランクC)の勝ち馬
 モレイラ騎乗で前半控えて3コーナーで動くこの騎手の形だったが、このときも手応えがよく迷わず後続を突き放していった。4コーナーではセーフティリードで早すぎるのではと思ったが、波の馬ではここから後続に迫られてギリギリ押し切るのだろうが、この馬はそういうところがなくむしろ突き放した。昇級でメンバーが強くなっているのに勝ちっぷりが良くなっていて力つけている証拠で菊花賞に出てきても侮れない一頭。近い将来に活躍しそうで菊花賞に出てきても狙ってみたい。

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