Victory Road

アダルト 期間限定セール(毎週作品更新)

2018/01/14 (日)
2018年1回中山5日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5だった。さかのぼって昨年暮れの開催7日目から8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス0秒7からマイナス0秒4の間で推移しており、大きな動きは無い。
 月曜日から火曜にかけて雨が降ったものの、その水分は乾いて良馬場だった。3日目がマイナス0秒6からマイナス0秒4への変動だったが、その中間の馬場差となった。開催は進んだ事で、少し馬場が傷み少しだけ時計が掛かるようになったという事。内を通ると不利という程では無いが、極端なスローでなければ外からの差しも間に合う馬場。今週も変わらずCコース使用だが、雨の影響を直接受けなければ馬場差はマイナス0秒4か3辺り。そして内・外に偏りがない馬場のままだろうと推測できる。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒6。1200m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、1800mはプラス0秒5からプラス0秒7の間。1200mはプラス0秒1からプラス0秒2の間で推移しており、どちらもほどんと動きは無い。
 恐らく月曜から火曜日にかけての雨が影響して、2日目・3日目より少しだけ速い時計が出るようになったが、この開催のダートの馬場差は安定している。馬場差が安定しているだけなく、1800mは少しでもペースが速くなると先行馬が失速し、差し・追い込み馬が台頭するというパターンも変わっていない。だから中山のダートで差し・追い込み馬を狙うというのは、得策なのかどうか微妙なところはあるが、今の中山ダート1800mで先行してバテた馬は今後どこかで巻き返して来る可能性がかなりある。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/01/14 (日)  芝=-0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
5R T1600 モルフェオルフェ    牝3 未勝利 1:35.6 -0.4 -0.2 -0.2 -0.4 102   C B
6R T1200 ビリーバー    牝3 500万下 1:09.6 +0.1 ± +0.4 -0.3 96   D C
10R T1600 ダノンプラチナ    牡6 ニューイ 1:34.5 +1.2 -0.2 +1.4 -0.4 86   E D
11R T2000 ジェネラーレウーノ    牡3 京成杯(G3) 2:01.2 -0.3 ± +0.2 -0.5 98 C D
12R T2200 ユニゾンデライト    牡5 1000万下 2:18.4 +4.5 -1.1 +4.0 -0.6 60   SL D

2018-01-14 (日)  ダ=+0.6 / 1200m=+0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 ナイツブリッジ    牡3 未勝利 1:13.2 +0.2 ± +0.1 +0.1 99   C D
2R D1800 デルマカルヴァドス    牡3 未勝利 1:57.9 +2.0 ± +1.4 +0.6 86   E D
3R D1800 ミズカゼ    牡3 新馬 1:59.8 +3.5 ± +2.9 +0.6 71   E C
4R D1200 デピュティプライム    セ5 500万下 1:11.8 -0.1 ± -0.2 +0.1 102   C C
7R D2400 ダウンザライン    牡4 500万下 2:36.6 +0.7 ± -0.1 +0.8 101   C D
8R D1800 ソレイユドパリ    牡4 1000万下 1:53.7 +0.5 ± -0.1 +0.6 101   C C
9R D1200 コパノマイケル    牡5 初春SH1600 1:11.0 +0.3 ± +0.2 +0.1 98   C D

         

■ワンポイントアドバイス
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか
 中山ダート1200mと言えば、外枠有利。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
これは数字にもハッキリ出ているが、よく言われる「外枠の方がスタート直後の芝の部分を長く走れるから有利」というのはちょっとはあるのだろうが、根拠としては正しくないと思う。ちなみに、同じ芝スタートのダート、例えば京都ダート1400mは外枠不利でもないが、外枠有利でもない。この一般論としてスタートから最初のコーナーまでの距離が長いほど外枠有利になりやすく、その後のコーナーの半径が小さいほど外枠有利になりやすいという事がある。スタートから最初のコーナーまでが長いと最初のコーナーに入るまでに馬群が縦長になりやすく、外枠でもその後極端に外を回る必要もなく、距離損が少ない。そしてコーナー半径が小さいと内ピッタリを回った場合に窮屈になりやすく、外で伸び伸びと走っている事のアドバンテージが大きいという事。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
中山のコース図。中山ダート1200mというのは、スタートから最初のコーナーつまり、3コーナーまでおよそ500mある。なおかつ、コーナーの半径というのが、小回りコースと言われている札幌よりも小さい。外枠有利になる要素が2つ揃っているだけであって、芝を長く走れるかどうかはあまり関係ない。また、中山ダート1200m、スタートからずーっと下り坂が続く。なので、前半のペースが速くなりやすく、従って3コーナーでは縦長になっている確率が高い。外を回る不利が非常に小さい上に、内の先行馬が急激にバテて下がってくる事も多く、内の好位にいると特に不利を受けやすいという事。
 ちょっと話が京都に飛ぶが、京都ダート1400m。こちらはスタートから3コーナーまでおよそ600mとかなり長いが、その前半部分が登り坂でペースが上がりにくくてなおかつその後3コーナー・4コーナーが大きい。そのため外枠有利と言うほどではなくなっている。話を中山ダート1200mに戻すと外枠有利なのは、このコースの形によるものであって、スタート地点の芝はそれほど関係ない。内の好位にいると、先行した馬がバテて来た、下がってきた時に不利を受けやすいが、内から先行してなおかつバテないだけの力がある馬なら、それは関係ないという事。近年は中山ダート1200mですら、超ハイペースが減っているので、内枠の先行馬を内枠だからという理由で嫌うのは得策ではないと思う。

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