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2018/01/14 (日)
2018年1回京都5日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、初日・2日目はマイナスの数値だったが、3日目は雨の影響で時計が掛かり、先週は水準に近い数値とは言え、プラスゾーンだった。
 月曜日から火曜日にかけて雨が降り、水曜日も少し雨が降ったが、その影響は直接はなかったはず。しかし、昨年の秋に大きなダメージを受けており、さらに3日目に雨の中での競馬が行われ、芝は傷んでいる。そのため良馬場でもプラスの馬場差となった。なお、土曜の夜にうっすらと雪が積もったが、溶ける前にどけてしまっているので、日曜も時計の出方は変化がなかった。超スローペースが多かったため、差し馬天国という程の結果になっていないが、ペースさえ普通なら外からの差しも効く馬場。今週もAコース使用で良馬場でも馬場差はプラスのままのはず。そしてスローでなければ、外差しも効くはず。来週からの2回京都はBコースに移るが、現状で内側だけが傷んでいる訳ではないので、仮柵移動で内有利になる事も無いと思う。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5。日曜がプラス0秒3だった。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、3日目は雨が降り続き後半時計が出やすくなったが、それ以外はプラス0秒3からプラス0秒6の間で推移している。
 月曜から火曜日にかけて雨が降り、水曜にも少し雨が降った。そして木曜日に凍結防止剤が散布されたために、それが乾きにくくなり、土日とも稍重だった。稍重だが、凍結防止剤の影響でドロッとした粘りけがあり、速い時計が出る馬場ではなかった。土曜の夜にうっすらと雪が積もったが、溶ける前にどけてしまっているので、それほど影響は無く日曜の方が土曜よりは乾いていた。それでも土曜より日曜の方が速い時計が出るようになったのは、凍結防止剤の影響が出ている馬場らしいところ。雨と凍結防止剤で粘りけが帯びたダートというのは、今週末にどうなっているのか読めない。時計の出方がガラッと変わる可能性もある。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/01/14 (日)  芝=+0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
5R T1600 ニホンピロタイド    牡3 新馬 1:37.5 +1.7 -0.5 +1.1 +0.1 89   SL C
7R T1800 ミスディレクション    セ4 500万下 1:47.8 +0.4 -0.5 -0.2 +0.1 102   C D
10R T1400 モルトアレグロ    牝3 紅梅S 1:22.7 +1.0 ± +0.9 +0.1 91   E C
11R T2400 パフォーマプロミス    牡6 日経新春H(G2) 2:26.3 +1.6 -0.8 +0.7 +0.1 93   D D
12R T2000 アドマイヤエイカン    牡5 1000万下 2:01.0 +1.2 -0.4 +0.7 +0.1 93   D D

2018-01-14 (日)  ダ=+0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 シャテーヌ    牝3 未勝利 1:13.4 +0.4 ± +0.2 +0.2 98   C D
2R D1800 ラクロアクリスエス    牡3 未勝利 1:56.5 +2.2 ± +1.9 +0.3 81   E D
3R D1400 ジョーカナチャン    牝3 未勝利・牝 1:27.1 +1.2 ± +1.0 +0.2 90   E D
4R D1800 オメガパフューム    牡3 新馬 1:54.3 -0.3 -0.6 -1.2 +0.9 112   A C
6R D1800 スマハマ    牡3 500万下 1:52.7 -0.7 ± -1.0 +0.3 110 A C
8R D1800 ミキノトランペット    牡4 1000万下 1:53.5 +1.7 -0.7 +0.7 +1.0 93   D C
9R D1800 カフェリュウジン    牡8 雅SH1600 1:52.9 +1.9 ± +1.6 +0.3 84   E D

         

■ワンポイントアドバイス
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか
 中山ダート1200mと言えば、外枠有利。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
これは数字にもハッキリ出ているが、よく言われる「外枠の方がスタート直後の芝の部分を長く走れるから有利」というのはちょっとはあるのだろうが、根拠としては正しくないと思う。ちなみに、同じ芝スタートのダート、例えば京都ダート1400mは外枠不利でもないが、外枠有利でもない。この一般論としてスタートから最初のコーナーまでの距離が長いほど外枠有利になりやすく、その後のコーナーの半径が小さいほど外枠有利になりやすいという事がある。スタートから最初のコーナーまでが長いと最初のコーナーに入るまでに馬群が縦長になりやすく、外枠でもその後極端に外を回る必要もなく、距離損が少ない。そしてコーナー半径が小さいと内ピッタリを回った場合に窮屈になりやすく、外で伸び伸びと走っている事のアドバンテージが大きいという事。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
中山のコース図。中山ダート1200mというのは、スタートから最初のコーナーつまり、3コーナーまでおよそ500mある。なおかつ、コーナーの半径というのが、小回りコースと言われている札幌よりも小さい。外枠有利になる要素が2つ揃っているだけであって、芝を長く走れるかどうかはあまり関係ない。また、中山ダート1200m、スタートからずーっと下り坂が続く。なので、前半のペースが速くなりやすく、従って3コーナーでは縦長になっている確率が高い。外を回る不利が非常に小さい上に、内の先行馬が急激にバテて下がってくる事も多く、内の好位にいると特に不利を受けやすいという事。
 ちょっと話が京都に飛ぶが、京都ダート1400m。こちらはスタートから3コーナーまでおよそ600mとかなり長いが、その前半部分が登り坂でペースが上がりにくくてなおかつその後3コーナー・4コーナーが大きい。そのため外枠有利と言うほどではなくなっている。話を中山ダート1200mに戻すと外枠有利なのは、このコースの形によるものであって、スタート地点の芝はそれほど関係ない。内の好位にいると、先行した馬がバテて来た、下がってきた時に不利を受けやすいが、内から先行してなおかつバテないだけの力がある馬なら、それは関係ないという事。近年は中山ダート1200mですら、超ハイペースが減っているので、内枠の先行馬を内枠だからという理由で嫌うのは得策ではないと思う。

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