2018/02/11 (日)
2018年2回京都6日目
■馬場コメント |
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芝 |
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京都は通常と同じく土曜・日曜の開催だった。先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒8からプラス2秒3への変動。日曜が設定不能だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てプラスの数値で、特に先週は土曜午後からはかなり時計が掛かって行った。 土曜午前の時点で馬場差はプラス0秒8だった。そこから雨が降り続いて行って、後になるほど時計が掛かって行った。土曜夜も雨が降って、日曜は一層時計が掛かった。そもそも年明けの京都芝はコンディションが良くなかった上、連続開催の6週目。雨の影響を強く受けて、かなり時計が掛かった。連対馬については、土日9鞍で逃げ・先行馬は2頭だけ。土曜日は中団・後方、日曜は好位の馬が目立った。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒9からプラス0秒2へと変動、日曜がマイナス1秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、先週土曜前半までは時計の掛かるコンディションだったが、その後水準に近づいた。そして日曜は脚抜きの良いコンディションとなり、年明けの京都ダートでは初めてマイナス1秒台となった。 土曜の序盤は今開催前半と同じく、時計の掛かるコンディションだったが、昼前から雨が降り続いて時計が出やすくなった。さらなる雨で、日曜は前半2週とは一転して速い時計の出るコンディションとなった。連対馬については、差しが不発という事では無かったが、前めにつけた馬の粘り込みが目に付いた。そして連対馬28頭のうち、4コーナー2番手以内の馬が15頭と半数を超えていた。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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5R | T1600 | 重 | クリノフラッシュ | 牝3 | 未勝利 | 1:38.4 | +2.9 | ± | -- | -- | - | C | ||||
6R | T1800 | 重 | ビービーデフィ | 牡3 | 新馬 | 1:53.0 | +4.0 | -1.0 | -- | -- | - | C | ||||
9R | T1400 | 重 | キアロスクーロ | セ5 | 宇治川H1000 | 1:23.8 | +2.5 | ± | -- | -- | - | D | ||||
10R | T2400 | 重 | ガンコ | 牡5 | 松籟SH1600 | 2:28.2 | +2.8 | -0.6 | -- | -- | - | C | ||||
11R | T2200 | 重 | クリンチャー | 牡4 | 京都記念(G2) | 2:16.3 | +4.6 | ± | -- | -- | - | B |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 不 | エイスノート | 牝3 | 未勝利 | 1:12.0 | -1.0 | ± | -0.3 | -0.7 | 103 | B | D | |||
2R | D1800 | 不 | トモノコテツ | 牡3 | 未勝利 | 1:54.7 | +0.4 | ± | +1.5 | -1.1 | 85 | E | D | |||
3R | D1400 | 不 | プリヴェット | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:25.7 | -0.2 | ± | +0.7 | -0.9 | 93 | D | C | |||
4R | D1800 | 不 | グレートタイム | 牡3 | 500万下 | 1:51.6 | -1.8 | ± | -0.7 | -1.1 | 107 | ○ | B | C | ||
7R | D1200 | 不 | ローゼンタール | 牝5 | 500万下 | 1:11.0 | -0.9 | ± | -0.2 | -0.7 | 102 | C | C | |||
8R | D1900 | 不 | スズカガルチ | 牡4 | 500万下 | 1:57.5 | -1.9 | ± | -0.7 | -1.2 | 107 | B | D | |||
12R | D1400 | 不 | テイエムグッドマン | 牡4 | 1000万下 | 1:24.4 | +0.6 | ± | +1.5 | -0.9 | 85 | E | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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東京ダート1600m以上の検証 |
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「まりなるトリオトライフェクタ」で1回東京ダート1600m以上は前走から中9週以上の休み明けを狙った方が良いよというアドバイスをさせてもらったが、この条件、実際に良く好走している。去年が良かったので、これを挙げたが今年も本当に良い。初日から4日目まで、新馬戦・未勝利戦を除く東京ダートマイル以上は7鞍行われたが、そのうち5鞍で「前走から中9週以上の馬」が勝って、2着3回3着3回。単勝回収率146%、複勝回収率は84%だった。その内容も4日目のダート2100m金蹄Sを8番人気クラシックメタルが1着。3日目12Rの1600mでは5番人気トレンドラインが勝って、7番人気ディアコンチェルトが2着、3番人気ジェイケイライアンが3着。2日目6Rの2100mは5番人気キングリオ、7番人気グランドバローズで決まるなど、穴馬券がかなり出ている。他、人気ではあったが初日8Rを勝ったネイビーブルーも休み明けだった。 今挙げた中の多くは、昨年秋の東京以来だった。東京ダート1600mや2100mというのは、やっぱり適性があるかないかが大きいと思われる。合わない中山を年末年始で使って疲れた馬よりも、東京を求めて休んでいた馬の方が好走する確率は高いのかなと。これは今後も覚えておいた方が良いのかと思う。今週もだが、次回以降の東京でも使えるセオリーではないかと思っている。是非使って下さい。 |