2018/03/03 (土)
2018年2回中山3日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、比較的水準に近いレベル。 水曜から木曜にかけて雨が降ったが、土曜の時点で既に馬場は乾いていた。1週目より少し水準寄りの馬場となったのは、雨の影響ではなくて開催進行に伴う自然な変化。内側がかなり傷んでいるように見えるが、緑色の洋芝がなくて野芝が茶色いというためであって、内を通ると不利という程では無かった。この先、次の3回中山1週目までAコースのままだが、気温が上がって芝が育つ時期なので、今週以降馬場差がマイナス方向に動いても不思議では無い。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒6。1200m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒3だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、1800m・1200mともにマイナスの数値はないが、3日目つまり先週土曜だけは他の開催日と比べると時計が出やすくなっていた。 水曜から木曜にかけて降った雨の影響で、土曜は稍重だった。1800m・1200mともに1週目より速いタイムが出るコンディションだった。日曜は乾いて良馬場になって、さらに風の影響もあって、土曜より時計が掛かるようになったが、1週目とほぼ同じだった。ちなみに日曜日の風と言うのは南風で、これは最後の直線が追い風となる。1200mが1週目と同じ馬場差なのに、1800mは少しだけ速くなっているというのは、その追い風の直線を2回通るため。ただし、大幅に時計の出方に影響するほどの強風ではなかった。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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5R | T1600 | 良 | ワールドヘリテージ | 牡3 | 未勝利 | 1:36.4 | +0.5 | -0.2 | +0.5 | -0.2 | 95 | D | C | |||
6R | T2000 | 良 | コスモレリア | 牡3 | 未勝利 | 2:02.5 | -0.4 | ± | -0.1 | -0.3 | 101 | C | C | |||
9R | T2500 | 良 | エスティーム | 牡4 | 潮来特別1000 | 2:36.2 | +1.7 | -1.1 | +1.0 | -0.4 | 90 | SL | C | |||
11R | T1200 | 良 | キングハート | 牡5 | オーシャ(G3) | 1:08.3 | +0.3 | ± | +0.5 | -0.2 | 95 | D | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 稍 | カレイドスコープ | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:13.0 | +0.1 | ± | +0.1 | ±0 | 99 | C | D | |||
2R | D1800 | 稍 | ラインアストリア | 牝3 | 未勝利 | 1:56.7 | +1.0 | ± | +0.7 | +0.3 | 93 | D | D | |||
3R | D1200 | 稍 | プロミネンス | 牝3 | 新馬 | 1:12.8 | -0.3 | ± | -0.3 | ±0 | 103 | B | D | |||
4R | D1800 | 稍 | ミッキーポジション | 牡3 | 500万下 | 1:54.3 | -0.4 | ± | -0.7 | +0.3 | 107 | ○ | B | C | ||
7R | D1200 | 稍 | トウカイパシオン | 牝3 | 500万下 | 1:12.2 | ±0 | ± | ±0 | ±0 | 100 | C | D | |||
8R | D1800 | 稍 | ルフォール | 牝5 | 500万下 | 1:54.4 | +0.4 | ± | +0.1 | +0.3 | 99 | C | C | |||
10R | D1800 | 稍 | ハイランドピーク | 牡4 | 上総SH1600 | 1:52.3 | -0.1 | -0.3 | -0.7 | +0.6 | 107 | ○ | B | C | ||
12R | D1200 | 稍 | マイネルエスパス | 牡6 | 1000万下 | 1:11.9 | +0.6 | ± | +0.6 | ±0 | 94 | D | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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中京ダート1400mは差しが決まりやすい |
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今週から中京が始まるので、中京関連をという事で中京のダートについて。今の中京コースは直線が長くて差しが決まりやすいというイメージがあると思う。実際、それは間違いではなくて例えばダート1800mの各コースで4コーナー3番手以内の馬の成績というのを比べると、連対率が最も高いのは京都で、最も低いのが中京。ただし、そんなに大きな差はない。 しかし中京のダートでも1400mは明らかに差しが決まりやすい。中京ダートの他の距離は4コーナー3番手以内の馬の連対率が30%を超えているが、1400mは26%。また、他の競馬場のダート1400mと比べても連対率は低い。この表では東京と同じになっているが、小数点以下2桁まで行くと中京の方が低い。中京ダート1400mは差しが決まりやすいコースだという事を知っていても、実は中京ダート1400mの馬券を買う上でそれほど役には立たず、中京ダート1400mで先行して失速した馬の次走の方が狙い目としやすいが、阪神や京都のダート1400mで先行して好走した馬が、中京ダート1400mに出てきたら少しは疑う必要があるという感じ。 |