2018/03/11 (日)
2018年2回中山6日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒5からプラス0秒2への変動、日曜がプラス0秒1だった。まずはさかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、前半2週は水準に近いとは言え、マイナスの数値だったが、先週は土日ともにプラスの数値となった。 先週は毎日のように雨が降っていたが、土曜の朝は重。そして芝の最初のレースである5Rの頃には稍重まで回復していた。土曜はそのまま11Rまで稍重だったが、徐々に乾いて行ったので馬場差は変動。5Rはプラス0秒5で、10Rと11Rはプラス0秒2だった。日曜はそれより少し乾いたが、稍重のままで1日を通して馬場差はプラス0秒1だった。3コーナーから4コーナーにかけての内側が徐々に傷んで来ているが、内を空けて走るというところまではまだ行っていない。まだ良馬場なら馬場差がマイナスになるコンディションだと思う。この後3回開催の1週目までAコース使用だが、芝が生長する事も考慮すると雨の影響がなければ、極端に時計が掛かるようにはならないはず。先週は極端に先行有利だったような結果になっているが、スローペースが多かった影響が大きいと思う。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒8からマイナス0秒5へと変動、日曜がマイナス0秒3からプラスマイナスゼロへと変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒6への変動、日曜がマイナス0秒4からマイナス0秒1への変動だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、1800m・1200mともにマイナスの数値がなかった前半2週と比べ、先週は時計が出やすくなった。 先週は毎日のように雨が降って、土曜は不良馬場でスタートした。8R以降は重馬場。馬場差は変動で、1800m以上が対象の馬場差は1800mに換算した数値で1Rから4Rまではマイナス0秒8、12Rがマイナス0秒5。1200mは3Rがマイナス0秒9、6Rがマイナス0秒7、8Rがマイナス0秒6。日曜は1日を通して稍重だったが、やはり馬場差は変動で、1800mは2Rがマイナス0秒3、4Rがマイナス0秒2、8Rがプラスマイナスゼロ。日曜の1200mは1Rがマイナス0秒4、3Rがマイナス0秒3、7Rがマイナス0秒2で12Rがマイナス0秒1だった。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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5R | T2200 | 稍 | エストスペリオル | 牡3 | 未勝利 | 2:16.8 | +0.8 | -0.6 | +0.1 | +0.1 | 99 | C | D | |||
6R | T2000 | 稍 | コスモインザハート | 牡3 | 500万下 | 2:02.3 | +0.3 | ± | +0.2 | +0.1 | 98 | C | D | |||
9R | T2000 | 稍 | フリージングレイン | 牡4 | 館山特別1000 | 2:02.3 | +1.4 | -0.6 | +0.7 | +0.1 | 93 | D | D | |||
10R | T1600 | 稍 | ミュゼエイリアン | セ6 | 東風S | 1:35.3 | +2.0 | -0.5 | +1.4 | +0.1 | 86 | SL | D | |||
11R | T1600 | 稍 | ハーレムライン | 牝3 | アネモネ | 1:35.5 | +1.0 | ± | +0.9 | +0.1 | 91 | E | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 稍 | アルマユディト | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:13.5 | +0.6 | ± | +1.0 | -0.4 | 90 | E | D | |||
2R | D1800 | 稍 | トーセンヴィータ | 牡3 | 未勝利 | 1:55.6 | -0.1 | ± | +0.2 | -0.3 | 98 | C | D | |||
3R | D1200 | 稍 | シセイタケル | 牡3 | 未勝利 | 1:12.5 | -0.4 | ± | -0.1 | -0.3 | 101 | C | D | |||
4R | D1800 | 稍 | シールート | 牡3 | 新馬 | 1:58.3 | +2.2 | ± | +2.4 | -0.2 | 76 | E | D | |||
7R | D1200 | 稍 | エタニティーワルツ | 牡5 | 500万下 | 1:12.3 | +0.4 | ± | +0.6 | -0.2 | 94 | D | D | |||
8R | D1800 | 稍 | エンパイアステート | セ5 | 500万下 | 1:54.3 | +0.3 | ± | +0.3 | ±0 | 97 | C | D | |||
12R | D1200 | 稍 | メイショウボンロク | 牡7 | 1000万下 | 1:12.0 | +0.7 | ± | +0.8 | -0.1 | 92 | E | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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3月・4月の3歳未勝利戦 |
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恐ろしく地味なテーマだが、3月・4月の3歳未勝利戦における種牡馬成績を取り上げる。 まず2013年から2017年の5年間、3月・4月の3歳未勝利戦で産駒が20勝以上している種牡馬の一覧表をご覧下さい。この上位の方は普通のリーディングサイアーランキングと同じだが、ところどころ普通のサイアーランキングよりも上に来ている種牡馬がいる。そこで2013年から2017年の5年間の全勝利数の中で3月・4月の3歳未勝利戦の勝利数の割合が高い種牡馬を抜き出すと、トップスリーはエンパイアメーカー・サウスヴィグラス・シンボリクリスエスとなる。この3頭の種牡馬のランキングには2つ意味があり、まず、これらの種牡馬はダートの勝ち鞍が多い。そして早熟ではない産駒が多い。ダート向きの種牡馬の産駒がこの時期に多く初勝利を挙げるのは、単純にダートの3歳未勝利戦が多いからだが、早熟ではない産駒が多い事は重要。初勝利が遅いと、軽視されがちだが、成長力があって、遅い初勝利からどんどん勝ち上がって行く馬が結構いる。エンパイアメーカーに関しては、昨年の春にも晩成種牡馬という事で取り上げたが、サウスヴィグラスやシンボリクリスエスも同じタイプなので、初勝利が遅くても出世する可能性がある。ただ、サウスヴィグラスは先日残念ながら死亡してしまいましたし、シンボリクリスエスももう高齢。直接の役には立たないかもしれないが、こういう視点で種牡馬の成績成績を追うというのも効果がある。この視点からの注目は、現3歳世代が初年度産駒となるオルフェーヴルとエイシンフラッシュで、どちらも初勝利が遅い産駒が多いという気配をプンプン漂わせている。ロードカナロア産駒がガンガン勝っているのに対して、これら2頭の産駒は勝ち上がり率が今のところ高くなくて、期待外れ感もあったが、どちらも2月辺りから勝ち上がる馬が増えてきた。この初勝利の分布がこのようになる種牡馬は遅い勝ち上がりから、一気に連勝したり、高齢まで活躍する産駒を出す事が多いので、注目しましょう。 |