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2018/03/31 (土)
2018年3回中山3日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、水準レベルの数値の開催日が多くあったが、先週は一転して速い時計の出るコンディションとなった。
 先週の芝は今年の関東の開催では初めてマイナス1秒台の馬場差となった。快晴が続いて、気温が穏やか。芝の生育が進んで、内の傷んだ部分がカバーされるBコース替わり。時計は予想通り速くなり、前開催から6週目にしてマイナス1秒台に乗った。馬場差は土日同じ数値。内を通る馬が巻き返した来たのも当然の事だが、それでも外の差し・追い込みが決まっていて、その意味では公平に近くなったとも言える。残り2週もBコース使用。良馬場ならさらに時計の出方が速くなる可能性も考えられるが、脚質やコース取りの傾向は変わらないと思う。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒5、日曜がプラス0秒6。1200m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒1からプラス0秒5への変動だった。さかのぼって、8日間の馬場差を確認しておくと、雨の影響の有無によって時計の出方は異なり、前の開催最終週や先週は良馬場で1800mはプラス0秒5・プラス0秒6と言った数値になっている。
 中間、雨が降らなかった事から砂が乾燥していた。土曜・日曜とも水準より時計の掛かる馬場コンディション。1800mの数値は同じく完全良馬場の前開催の最終週と同じだった。1200mは土曜が水準、日曜もほぼ水準寄りだったが、午後は向正面が向かい風の影響があって、前半のペースが上がらなかった12Rは前半の2レースよりも時計を要していた。1800mで3頭、1200mで2頭、後方にいた馬が連対している。砂が乾燥気味なのが影響していると思う。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/03/31 (土)  芝=-1.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
5R T2000 ユウセイフラッシュ    牡3 未勝利 2:02.7 -0.2 -0.5 +0.3 -1.0 97   C D
9R T2200 レイエスプランドル    牡3 山吹賞500 2:13.8 -1.3 -0.6 -0.8 -1.1 108   B C
10R T1200 イノバティブ    牡4 千葉日報1000 1:08.6 -0.2 ± +0.4 -0.6 96   D C
11R T1600 ヒーズインラブ    牡5 ダービーH(G3) 1:32.2 -0.9 ± -0.1 -0.8 101   C C

2018-03-31 (土)  ダ=+0.5 / 1200m=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 マローネメタリコ    牝3 未勝利・牝 1:12.8 -0.1 ± -0.1 ±0 101   C D
2R D1800 トップホライゾン    牡3 未勝利 1:56.0 +0.3 ± -0.2 +0.5 102   C D
3R D1200 カタナ    牡3 未勝利 1:12.7 -0.2 ± -0.2 ±0 102   C D
4R D1800 ネオダラス    牡3 未勝利 1:57.0 +1.3 ± +0.8 +0.5 92   D E
6R D1200 クレヴァーパッチ    牡3 500万下 1:12.0 -0.2 ± -0.2 ±0 102   C C
7R D1800 ベラポーサ    牝5 500万下 1:55.0 +1.0 -0.6 -0.1 +1.1 101   C E
8R D1200 グランティエラ    牡4 500万下 1:12.6 +0.7 ± +0.7 ±0 93   D D
12R D2400 デジタルフラッシュ    牡7 1000万下 2:36.2 +1.2 ± +0.5 +0.7 95   D C

         

■ワンポイントアドバイス
JRA再転入馬の狙い方
 前開催の2回中山ではJRAで未勝利のまま、地方に移籍して特定の勝ち鞍、規定では2歳馬と3歳馬は2勝、4歳以上は3勝というのがあるが、これを挙げてJRAに復帰する所謂再転入馬が500万下で4勝挙げていた。今回はこれらを検証するとともに、こういった馬を狙えるコツを探ってみたいと考える。
 6日目8Rのダート1800m戦を快勝した、エンパイアステートは転入2戦目だった。調教の動きが良くて、初戦の東京戦は2番人気だったが、不良馬場の高速決着という事で、タイムランクBの一戦。これに戸惑って11着だった。これまでと勝手が違ったという事。しかし、中山での次走はパワーを要する条件に替わって一変した。地方に転出する前は、2着3回3着1回。500万下なら通用する存在だった。
 次に7日目7Rのダート2400mを差し切ったワンダーラジャ。転入初戦の小倉戦で2着。当時が自身Cランクだった。今回はEランクという事だったので、相手に恵まれての順当勝ちだが、それでも3番人気。馬券の旨みはあった。この馬も地方転出前はデビュー7戦目以降2着4回3着4回と8走続けて馬券の対象になっていた馬。十分500万で通用する能力を秘めていた。
 同じ7日目12Rのダート1200m戦は転入初戦と2戦目の馬が2頭ずついた。中でも転入初戦のケンユキノオーは、4番人気で単勝オッズが9.8倍。そこそこ売れていたが、結果は6着に終わった。一方転入2戦目で逃げ切ったのはマッジョネラ。地方転出前に中山ダート1200mのスーパー未勝利を自身Cランク相当で2着していた。この時ケンユキノオーは4着と、ケンユキノオーにはマッジョネラは先着していた。しかし今回は、マッジョネラは13番人気。単勝79.9倍とケンユキノオーと比較すれば妙味大だったと思う。転入初戦の東京1400m戦は14着だったが、実績のある条件、中山ダート1200mに替わって激変は可能だったと思う。
 4頭目は芝のレースから、8日目8Rの芝2000mを完勝したのは転入初戦のスパイラルダイブ。ルメール騎手とあって、2番人気だったが、以前JRAに在籍した期間を見ると、新馬戦のハナ差2着を含めて5戦中2着が3回。これも現状の500万下なら能力上位の存在だった。

 転入馬を狙うには、まず中央未勝利時代の成績を調べる事。通用する裏付けがあったら、転入初戦で負けても1・2回は追ってみるという事が良いと思う。調教で動いているなど、買われる要素が加わればさらに良いと思う。この時期まで来ると500万下は全体的に層が薄くなって、ローカル開催もあって、有力馬が分散しやすい。転入馬の活躍する余地は拡大していると思う。ちなみに3/25の中京6R、ダート1400mの4歳上500万下では転入初戦のシャープシューターが1着。この馬についても、当てはまる。以前のJRA在籍時は、4走全て馬券圏内に入っていた。

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