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2018/04/07 (土)
2018年1回福島1日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにプラス0秒8だった。
 昨年の開催は高速寄りの馬場差からスタート。徐々に時計を要して行ったが、それでもマイナスの範囲内だった。ところが、今年は開幕週から遅い時計の決着が目に付いた。寒い日が多くて、芝の生育がイマイチだったと、そんな印象がある。馬場差は土日を通した数値。福島らしい逃げ切りは1例もなくて、好位でも外めを上がってくる馬が多かったと思う。なお、1回福島は6日間開催で、今週までAコース。最終週はBコースが使用される。
ダート
 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにプラス0秒8だった。
 金曜に1.5ミリの雨が降ったが、土日ともに良馬場発表。昨年の秋開催の良馬場時は、ほぼ標準のコンディションだったが、今開催は芝同様に時計を要していた。1150m・1700mともに差しが決まりやすくなっているのも、時計と上がりが掛かっているからだと思われる。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/04/07 (土)  芝=+0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R T1200 カスタネアエメ    牡3 未勝利 1:10.5 +0.7 ± +0.2 +0.5 98   C D
8R T2600 ノチェブランカ    牝3 未勝利 2:43.6 +1.4 -0.5 -0.1 +1.0 101   C D
10R T2000 ロードアクシス    牡3 ひめさゆ500 2:02.6 +1.7 ± +0.9 +0.8 91   E D
11R T1200 エリシェヴァ    牝5 吾妻小富1000 1:09.5 +0.7 ± +0.2 +0.5 98   C D
12R T1800 タガノガジュマル    牡5 川俣特別500 1:50.1 +2.2 ± +1.5 +0.7 85   E D

2018-04-07 (土)  ダ=+0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1700 テーオールチア    牝3 未勝利 1:48.8 +1.5 ± +0.7 +0.8 93   D E
3R D1700 メイショウナゴミ    牝6 500万下・牝 1:47.8 +1.8 ± +1.0 +0.8 90   E E
6R D1700 ダンツチェック    牝5 500万下・若 1:47.0 +1.0 ± +0.2 +0.8 98   C D
7R D1150 コケット    牝3 未勝利・牝 1:10.5 +1.2 ± +0.7 +0.5 93   D E
9R D1150 スフェーン    牡5 500万下 1:10.0 +1.5 ± +1.0 +0.5 90   E D

         

■ワンポイントアドバイス
ディープインパクトよりハービンジャー
 先々週日曜のGI大阪杯は1番人気スワーヴリチャードが完勝。一方人気を分けた2番人気アルアインは3着、3番人気サトノダイヤモンドは7着だった。こらら2頭はディープインパクト産駒のクラシックホース。アルアインは皐月賞とほぼ同じポジションを競馬をしながら、皐月賞ほど弾けず。また、サトノダイヤモンドは内枠が仇になった面はあっても、直線の伸びも一息だった。
ディープインパクトよりハービンジャー
ディープインパクト産駒で牡馬のクラシックホースは他にディープブリランテ、キズナ、ディーマジェスティ、マカヒキがいるが、これらも故障や早期引退を考慮するとしても4歳以降にGIを勝っていない。ディープインパクト産駒の牡馬は、3歳春に成長する傾向がある。だからこそクラシックに強いが、同時にこの時期に激走してしまうと、古馬になってからの成長力に欠ける、そんな気がしている。大阪杯でアルアインを交わして2着に上がったのはペルシアンナイト。これはハービンジャーの産駒だった。さらに先々週土曜日のダービー郷CTは、
ディープインパクトよりハービンジャー
1番人気のディープインパクト産駒グレーターロンドンが5着に敗れて、ハービンジャー産駒のヒーズインラブが差し切り勝ち。もう1頭のハービンジャー産駒テオドールも4着に入っていた。グレーターロンドンについて触れれば、昨年秋の天皇賞9着以前と以降とでは落差が大きくて、成長力不足を感じてしまう。古馬になって陰りの出たディープインパクト産駒なら、ハービンジャー産駒を積極的に狙っていくべきではないだろうか。5歳にして1600万・GIIIを連勝のヒーズインラブ、同じく5歳にして1000万・1600万下の美浦Sを連勝して、オープン入りを決めたサーブルオールなど、本質的に奥手のタイプが多いが、今年の3歳にはブラストワンピースという大物が出現した。ダービーの段階でもディープインパクト産駒にストップをかける可能性がある。

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