2018/05/26 (土)
2018年2回東京11日目
■馬場コメント |
---|
芝 |
---|
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒9だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒台で雨の影響を受けた8日目終盤を除けばマイナス1秒9からマイナス1秒7の間で推移している。 先週からCコースに変わって、かなり速い時計の出るコンディションが維持されていた。今週からクラス編成が変わるが、関東は例年通り東京での連続開催になる。来週まで引き続きCコース使用になるが、雨の影響がない限り、急に時計が掛かる事はないと思う。BコースからCコースに変わった影響があるのか、逃げ馬が活躍した。土曜は4連対で、日曜も1頭が連対した。そして、先行馬は2頭連対した。5週目までと比べると、前めにつけた馬が有利だった。 |
ダート |
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス0秒2だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、水準かそれに近いレベルで推移していたが、雨の影響を受けた8日目終盤は時計が出やすくなったのに対し、10日目は少し時計が掛かっていた。 先週も馬場は乾いていたが、5週目と比較すれば、いくらか時計が出やすくて、ほぼ水準レベルの馬場差だった。脚質的には逃げ馬が5連対したが、基本的には先々週までと同様好位組が有利だった。傾向そのものは大きくは変わらなかった。 |
■タイム分析 |
---|
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2R | T1400 | 良 | アートシュアリー | 牝3 | 未勝利 | 1:22.6 | -0.4 | -0.2 | +0.7 | -1.3 | 93 | D | C | |||
3R | T1800 | 良 | モンツァ | セ3 | 未勝利 | 1:48.5 | -0.2 | -0.6 | +0.9 | -1.7 | 91 | SL | C | |||
5R | T2400 | 良 | グロンディオーズ | 牡3 | 500万下 | 2:24.4 | -2.9 | -0.3 | -0.9 | -2.3 | 109 | ○ | B | C | ||
8R | T1600 | 良 | パンドラフォンテン | 牝4 | 500万下 | 1:34.0 | -0.8 | ± | +0.7 | -1.5 | 93 | ○ | D | C | ||
10R | T1600 | 良 | トゥザクラウン | 牡4 | 葉山特別1000 | 1:34.3 | +0.1 | -1.1 | +0.5 | -1.5 | 95 | ○ | D | B |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1R | D1600 | 良 | トーセンロザリオ | 牝3 | 未勝利 | 1:39.3 | +0.1 | ± | ±0 | +0.1 | 100 | C | D | |||
6R | D1400 | 良 | ジャスパーウィン | 牡3 | 500万下 | 1:25.3 | +0.1 | ± | ±0 | +0.1 | 100 | C | C | |||
7R | D1600 | 良 | フィスキオ | 牡4 | 500万下 | 1:37.7 | -0.3 | ± | -0.4 | +0.1 | 104 | B | B | |||
9R | D1400 | 良 | イーグルバローズ | 牡4 | 富嶽賞1000 | 1:23.6 | -0.6 | ± | -0.7 | +0.1 | 107 | B | C | |||
11R | D1400 | 良 | ドリームキラリ | 牡6 | 欅S | 1:23.8 | +0.8 | -0.2 | +0.5 | +0.3 | 95 | D | C | |||
12R | D1600 | 良 | グッドラックサマー | 牡4 | 1000万下 | 1:37.4 | +0.2 | ± | +0.1 | +0.1 | 99 | C | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
---|
開催中、最もレベルの高い週 |
---|
これは先週の東京競馬の事。メインにダービーが行われて、出走が活発になっている事に加えて、クラス再編前の週で、さらに新潟が終わって京都との2場開催になったという状況が重なって、出走馬のレベルが非常に高かったメンバーランク自体は先週と先々週ではさほど変わりなかったが、タイムランク的に高レベルのレースは、先々週が1鞍だったのに対して、先週は7鞍で一気に増えた。去年を調べたら、オークスの週とダービーの週で大きな変化はなかった。ですから、今年は例外なのかもしれない。そして、今週からクラスが再編成されて、降級馬が多数出走するはず。メンバーランク的には今週よりも、さらにレベルが上がる可能性もある。加えて、第3場で競馬がないので、東京競馬の充実ぶりは続くと判断できる。ちなみに、降級精度は現4歳馬が最後。ですから、勝って同条件と言う事はなくなりますし、すなわち現3歳馬から降級がなくなるので、クラス再編成という言葉はもはや死語になってくるという事になる。 栗東所属の関西馬から注目の2歳馬サートゥルナーリア
角居厩舎の牡馬のサートゥルナーリア。ロードカナロア産駒で母アメリカンオークスを勝ったシーザリオで、半兄にエピファネイアやリオンディーズがいる血統。こちらは阪神の4日目の1600mのデビュー予定だが、前向きさも出てきましたし、初戦から動けそうなタイプ。
イグナーツ
中竹厩舎の牡馬のイグナーツ。これはディープインパクト産駒で母のラフアウェイはダートで5勝している。これも既にゲート試験を受かっていますし、8日の芝1800m戦のデビューが有力。柔らかい走りで芝でもやれそう。
アンラッシュ
橋口厩舎所属の牝馬のアンラッシュ。ノヴェリストで母キュンティアは阪神JF(当時の阪神3歳牝馬S)で2着だった。これは阪神2日目の芝1400mデビュー予定にしているが、ほんときびきびした動きを見えていますし、仕上がり早のタイプだと思う。 |