Victory Road

アダルト 期間限定セール(毎週作品更新)

2018/06/09 (土)
2018年3回阪神3日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒4からマイナス1秒2への変動だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒台だが、先週は開幕週と比べれば、水準方向に近づいた。
 先週の阪神も雨の影響を受けた。まず、金曜夜にまとまった雨が降って稍重でスタート。5R以降は良馬場だったが、開幕週と比べて時計が掛かっていたのは、この雨の影響が大きかった。なお、土曜の馬場差は1日を通した数値。そして日曜も途中で雨が降ったが、東京ほどではなく、変動の幅は小さかった。連対馬の脚質については、目立った偏りは無かったが、日曜は中団・後方からの上位進出が多かった。なお、今週からの後半2週はBコースが使用される。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス0秒6への変動、日曜がマイナス0秒3からマイナス0秒5への変動だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、先週は開幕週よりもマイナス方向に動いた。
 土曜は前夜の雨の影響が残って重馬場でスタートして、後半乾いて稍重になった。馬場差もマイナス1秒1でスタートして、11R時に1800m換算の数値でマイナス0秒6だった。そして日曜朝の時点では、土曜終盤よりもさらに乾いていたが、途中雨が降って午前よりも時計が出やすくなった。とは言え、マイナス0秒3からマイナス0秒5への変動ですから、大きな動きではありませんし、脚抜きが良いという程でもなかった。連対馬の脚質については、土日を通じて見れば、目立った偏りはない。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/06/09 (土)  芝=-1.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
4R T1600 モンファロン    牡3 未勝利 1:33.8 -1.6 ± -0.4 -1.2 104   B C
5R T1200 アウィルアウェイ    牝2 新馬 1:10.3 -0.3 -0.3 +0.3 -0.9 97   D C
6R T2000 エリンズロマーネ    牝3 未勝利 2:01.7 -0.2 -0.8 +0.5 -1.5 95   D C
9R T1400 タイキサターン    牡3 鶴橋特別500 1:20.5 -1.5 ± -0.4 -1.1 104   B B
10R T2400 グローブシアター    牡4 三田特H1000 2:25.6 -0.8 -0.9 +0.1 -1.8 99   C B
12R T1800 ドミナートゥス    牡3 500万下 1:46.7 -0.4 -0.7 +0.3 -1.4 97   C C

2018-06-09 (土)  ダ=-1.1 → -0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1800 メモリーコウ    牝3 未勝利・牝 1:53.9 -0.4 ± +0.7 -1.1 93   D D
2R D1400 スピリットワンベル    牡3 未勝利 1:25.2 -0.7 ± +0.2 -0.9 98   C D
3R D1800 アドマイヤビクター    牡3 未勝利 1:52.3 -2.0 ± -0.9 -1.1 109   A D
7R D1400 デロングスター    牝4 500万下・牝 1:24.3 -0.6 ± +0.1 -0.7 99   C C
8R D1800 エルデュクラージュ    セ4 500万下 1:53.0 -0.1 ± +0.7 -0.8 93   D B
11R D1400 タイセイエクレール    牡5 安芸S1600 1:24.2 +0.7 ± +1.2 -0.5 88   E C

         

■ワンポイントアドバイス
丸山元気騎手、飛躍の年
 今回、丸山元気騎手。飛躍の年になりそうだという事で、本当にそんな感じで取り上げる。周知の通り彼は、今年の1回新潟で12勝を挙げて開催リーディングジョッキーになった。勝ち星を量産して勝利数は既に昨年を上回っている。
丸山元気騎手、飛躍の年
 2014年から昨年までの4年間の成績は似たり寄ったりで、ほぼ30勝台で落ち着いているが、もしも今の勢いを保てれば、今年は昨年の倍以上の勝利数にたどり着く。実は彼はデビュー2年目の2010年に92勝を挙げているので、早い時期から秀でた才覚を見せていた。その後は中堅・若手らしい安定期を経て、今正に大ブレイクする好機が訪れた。
 まず92勝をした2010年とどこが違うのかというところだが、92勝した年はちょっと出来すぎだという事だった。勢いに乗ったという事もあるけど、がむしゃらに行ったという事。近年の30勝ぐらいが、今の自分のレベルだという事を冷静に分析していた。これは私の客観的な意見だが、やはりチャンスをモノにしている。今の若い人はなかなかチャンスがあって、何かも来ない。1回訪れたチャンスを結果を出している。その積み重ねが、今来ているというかな。メンタル面で強くなったという事は言えるかもしれない。この辺新潟はノウハウがあるのかなという感じがあるが、新潟は内周りと外周り、直線競馬もある訳だが、やはりコース・コースによってツボを得ていると言うか、仕掛けどころを掴んでいると思う。それと最も大事なのは、やはり馬場読み。馬場が荒れた時にどの進路を取るかというのは非常に重要な事。こうした仕掛けのタイミングや馬場読みというのは、佐藤哲三騎手が昔新潟で活躍した、それを彷彿とさせる。美浦トレセンに滞在している池添騎手の刺激を受けたようで、栗東トレセンにも滞在している。若い人はこういう事して良いと思う。こうした事によって、人脈も広がりますし、顔も覚えてもらえるし。この後函館に遠征する訳で、そういった意味では、個人的な営業と言っては変だが、顔を広めて行くという事は非常に大事な事。
 私、今年は結果を出して欲しいと思うが、本人としてはやはり大きいレース、GIにいっぱい乗って、そしてGIを勝ちたい、そういうジョッキーになりたいという事で、この辺はホントに今の若い人らしいと言うか、変わらないところかな。
今年ここまでの開催で吉岡さんが印象に残った馬・レースダイメイプリンセス  2走前、1回新潟3日目の11R4歳以上1600万下、直線1000mの駿風Sだが、タイムランクはEだったが、2馬身半差の楽勝だった。しかもこのレースは、初めての直線競馬で上がり600m最速。一杯の競馬をしておらず、高い適性を示した。実際中1週で臨んだ5/20の韋駄天S、4歳以上オープンの直線1000mは2馬身差の楽勝だった。今回も上がり600m推定最速をマークして、直線1000m2連勝という事で、2戦続けてこれだけのパフォーマンスを見せてもらうと、夏のアイビスサマーダッシュの本命候補に浮かび上がって来る。ちなみに、次走はCBC賞を予定しているそうです。血統については、半弟のダイメイフジが5月の安土城Sを優勝している。父はアグネスデジタルで、ダイメイプリンセスはキングヘイローですから、血統構成は大きく異なるが、母のダイメイダークは繁殖牝馬として、地味ですが、素晴らしい成果を収めている。持っている血脈の活用次第では、大物も期待できるかもしれない。

アーモンドアイ  3歳の3鞍を振り返る。GIII京都芝外周り1600mのシンザン記念で、このレースは2番手のツヅミモン、逃げたカシアスが2着・3着に残る、典型的な先行有利のペースで、SLランクだった。この流れを4コーナー大外で一気に突き抜けた勝ち方、これはちょっと衝撃的だった。
 GI阪神芝外周り1600mの桜花賞だが、シンザン記念以上にアーモンドアイの強さが目立った。上がり600m推定第2位のトーセンブレス34秒2で、アーモンドアイはそれを1秒を上回った。これはちょっと信じがたい。また、今年の桜花賞は能力の序列が明確に出て、面白いスポーツの面が出たと思う。
 オークスは同厩舎のコズミックフォースがダービーで3着だった。単純なタイム比較ではなく、コズミックフォースの国枝厩舎内での評価を想像すると、恐らくアーモンドアイの方が数段上だと思いますから、アーモンドアイがダービーに出走していたら、ワグネリアンより2馬身ぐらい前に出ていたかもしれない。

当サイトに掲載されている情報はその正確性を保証するものではありません。