2018/07/29 (日)
2018年2回新潟2日目
■馬場コメント |
---|
芝 |
---|
先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒5。直線1000mは土日ともにマイナス0秒4だった。 新潟の馬場開設に入る前に先週からJRAのホームページで朝の含水率が発表される事になった事に触れておく。これがレース毎に発表される訳ではないので、例えば先週日曜の小倉のような状況になると、その発表された含水率がそのままストレートに何かの役に立つという事はないが、土曜と日曜の馬場差が違うのかどうか、それを判断する材料の1つになるとは思う。そして先週の新潟芝の含水率、あくまでも朝一の含水率だが、これが土曜のゴール前が11.9%、4コーナーが13.9%。そして日曜の朝もゴール前が11.9%、4コーナーが13.9%と全く同じだった。他の条件にも特に違いはないので、土日の馬場差は同じで、2000m対象がマイナス1秒5。直線1000mがマイナス0秒4だった。夏の新潟1週目としては2012年以降で最も速い時計が出るコンディションだった。開催前のエアレーション作業とシャタリング作業によって、1週目でもそれほど高速馬場ではなく、しかし開催が進んでも直線雨の影響を受けなければ、馬場差があまり変わらないというのが、近年の夏の新潟の芝の傾向だったが、果たしてこのままこのマイナス1秒を超える馬場差が続くのかどうかは、2週目以降の注目点の1つとなる。今年も夏の新潟は6週全てAコースで行われる。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒4。1200m対象の数値は土日ともにマイナス0秒3だった。 朝の含水率は土曜がゴール前が2.3%、4コーナーが1.9%。日曜はゴール前2.8%で4コーナー1.7%。かなり乾いていたが、その割には極端に時計が掛かるコンディションではなかった。勝ち馬に関しては大半が4コーナーで前に取り付いていた馬。これは新潟のダートらしい決着が多かった。 |
■タイム分析 |
---|
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1R | T1600 | 良 | ケイデンスコール | 牡2 | 未勝利 | 1:34.3 | -1.0 | ± | +0.2 | -1.2 | 98 | C | D | |||
2R | T2000 | 良 | ラヴベローナ | 牝3 | 未勝利・牝 | 1:59.7 | -1.8 | -0.5 | -0.8 | -1.5 | 108 | B | C | |||
5R | T1600 | 良 | エイカイキャロル | 牝2 | 新馬 | 1:37.0 | +1.4 | -1.4 | +1.2 | -1.2 | 88 | SL | C | |||
6R | T1400 | 良 | ビックピクチャー | 牝2 | 新馬・牝 | 1:22.4 | -0.8 | -0.2 | +0.1 | -1.1 | 99 | ○ | C | C | ||
8R | T2000 | 良 | モクレレ | 牡4 | 500万下 | 1:57.3 | -2.7 | ± | -1.2 | -1.5 | 112 | ○ | A | B | ||
9R | T1600 | 良 | アドマイヤシナイ | 牡4 | 村上特別500 | 1:33.7 | -0.2 | -0.8 | +0.2 | -1.2 | 98 | C | C | |||
11R | T1000 | 良 | ダイメイプリンセス | 牝5 | アイビス(G3) | 0:53.8 | -0.3 | ± | +0.1 | -0.4 | 99 | C | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3R | D1800 | 良 | ペイシャエリート | 牡3 | 未勝利 | 1:55.2 | +1.4 | ± | +1.0 | +0.4 | 90 | E | D | |||
7R | D1200 | 良 | ドナプリモ | 牝3 | 未勝利 | 1:12.2 | -0.4 | ± | -0.1 | -0.3 | 101 | C | D | |||
10R | D1200 | 良 | アスタースウィング | 牡4 | 苗場特別1000 | 1:10.4 | -0.9 | ± | -0.6 | -0.3 | 106 | B | C | |||
12R | D1800 | 良 | バレッティ | セ4 | 500万下 | 1:53.3 | +0.5 | ± | +0.1 | +0.4 | 99 | C | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
---|
札幌のモレイラ |
---|
J.モレイラ騎手が先週から短期免許で騎乗して、土日で7勝2着2回3着2回4着以下6回。特に土曜日はほとんど何でも来ちゃうという状態だったが、得意とか不得意はある模様。これまでも日本では札幌での騎乗が多くて、今年も主に札幌で乗るはずなので、先週までの札幌のコース別の成績を出すと、このようになっている。 連対率50%を超えるのがダート1700m・ダート2400m、そして芝1500m・芝1800m・芝2600m。距離が長い方が成績が良いとも取れるが、私はコーナーが多いコースが得意なのだと推測する。勝つときのレース運びを見ると、4コーナーの手前からスーッと上がって来て、直線入り口で先頭というパターンが多い。直線入り口で先頭というのが勝ちパターンなのは当たり前と言えば当たり前だが、これはいつも最初から先行している訳ではなくて、コーナーで上がって来る事が多い。コーナーでロス無く馬に負担をかけずに加速するのが上手いので、コーナーが多いコースで成績が良いのだと思う。ただし、コーナーが4つあるコース形態でも、芝の2000mはあまり良くない。っと言っても普通の基準ならすごい連対率だが、芝2000mはスタートから最初のコーナーまでが長くて、全体に占めるコーナーの割合が多くない。得意箇所が少ないという事、それが原因じゃないかと思う。今週以降もまぁモレイラさんが乗っているというだけの理由で、全て人気になりそうだが、信頼度が極めて高いコースと、信頼度が普通になるコースがあるという事は知っておきたい。 |