Victory Road

アダルト 期間限定セール(毎週作品更新)

2018/08/12 (日)
2018年2回新潟6日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒3。直線1000mは土日ともにマイナス0秒3だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、2000m対象の数値は全てマイナス1秒台で週毎に0秒1ずつ水準に近づいている。1000m対象の数値も安定している。
 金曜日に雨が降ったが、土日朝の含水率は1週目・2週目とほぼ同じ。ただ、芝は徐々に傷んで来て、少しだけ時計が掛かるようになった。ただ、少し時計が掛かるようになったと言っても、近年の夏の新潟としては速い時計が出る状態が続いているが、外を通っての差しでも全く不利はない。なお、この開催は12日間全てAコースが使用される。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒3。1200m対象の数値は土日ともにマイナス0秒4だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、1800mはやや時計の掛かるレベル。1200mは速めの時計が出るレベルで変わっていないが、先週は前半2週よりマイナス方向へ動いた。
 金曜日に降った雨影響もあって、土日とも朝の含水率は1週目・2週目より高めだった。その影響もあって、少しだけ速い時計が出るコンディションとなった。逃げ切り勝ちは1頭だけだが、先行馬が全て沈んでしまうケースは無くて、全体としては新潟のダートらしく前の組が優勢だった。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/08/12 (日)  芝=-1.3 / 直=-0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R T1800 トーラスジェミニ    牡2 未勝利 1:48.9 +0.8 -0.8 +1.2 -1.2 88   SL D
4R T1800 カヴァル    牡3 未勝利 1:47.3 ±0 -1.1 +0.1 -1.2 99   C C
5R T1600 アマーティ    牝2 新馬 1:36.3 +0.7 -0.8 +0.9 -1.0 91   SL C
7R T1800 ミネット    牝5 500万下・牝 1:48.8 +2.3 -1.3 +2.2 -1.2 78   SL B
9R T1400 アルーシャ    牝3 豊栄特別1000 1:20.2 -1.0 ± -0.1 -0.9 101   C C
11R T1600 プリモシーン    牝3 関屋記念(G3) 1:31.6 -0.5 ± +0.5 -1.0 95   D C
12R T1000 ホウオウスクラム    牡3 500万下 0:54.8 -0.5 ± -0.2 -0.3 102   C D

2018-08-12 (日)  ダ=+0.3 / 1200m=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R D1200 バットオールソー    牡3 未勝利 1:12.8 +0.2 ± +0.6 -0.4 94   D C
3R D1800 ニシノベイオウルフ    牡3 未勝利 1:54.8 +1.0 ± +0.7 +0.3 93   D C
6R D1800 サルサレイア    牝2 新馬 1:57.1 +1.8 ± +1.5 +0.3 85   E C
8R D1800 ジュンスターホース    牡4 500万下 1:54.2 +1.4 -0.6 +0.5 +0.9 95   D C
10R D1800 ミッシングリンク    牝4 柳都S1600 1:51.0 -0.2 ± -0.5 +0.3 105   B D

         

■ワンポイントアドバイス
大物種牡馬の2年目産駒
 ディープインパクトの初年度産駒、2008年生まれにはリアルインパクトやダノンシャークなど、ダービーの後高齢まで活躍した馬はいるが、ダービーまでの期間に重賞を勝ったのはダノンバラード・トーセンラー・マルセリーナの3頭だけ。それぞれダービーまでは重賞1勝ずつだった。しかし、2年目つまり2009年生まれの産駒からはダービーまでに重賞を勝った馬が9頭出ていて、その中には三冠牝馬ジェンティルドンナがいた。キングカメハメハの場合も同様で、2006年生まれの初年度産駒でダービーまでに重賞を勝ったのは、函館2歳Sのフィフスペトル1頭だけだったが、2年目の2007年生まれからはダービーまでに重賞を勝つ馬が4頭出て、その中には三冠牝馬アパパネがいた。他にも朝日杯FSを勝ったローズキングダムが出ている。
ダービーまでに活躍できるかどうかと言うのは、もちろん馬の素質も重要だが、その素質は早いうちに開花させられるかどうかという育成技術も重要で、産駒の数が多い種牡馬の場合、その産駒の育成ノウハウが2年目に確立されるのだと思われる。特にノーザンファームの生産・育成馬に関しては、その傾向が顕著。
これら2頭の種牡馬と同じ、社台スタリオンステーションにけい養されているオルフェーヴルの初年度産駒、全体の勝ち上がりが遅かったという事は前回紹介したが、それでもダービーまでに重賞を勝った馬が3頭出ている。育成ノウハウが確立されたであろう、2年目の産駒。つまり今の2歳馬は傾向が変わってくる可能性がある。現時点でオルフェーヴル産駒は晩成と決めつけない方が良いだろうと思う。

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