2018/08/26 (日)
2018年2回新潟10日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒6。直線1000mは土曜がマイナス0秒2、日曜がプラスマイナスゼロだった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、2000m対象の数値は9日目まで全てマイナス1秒台だったが、日曜はマイナス0秒6で土日の開きはこの開催で最も大きくなった。なお、週単位で見ると、徐々に水準方向に近づいている。 金曜日の雨はごく少量で土曜は良馬場。9日目より少し時計が掛かるようになったのは、開催進行に伴う芝の傷みによるモノだろう。土曜の夕方から日曜にかけて雨が降り、日曜は稍重で時計が掛かるようになった。また、日曜日の特に後半、直線で内を開けるようになっていて、最後に伸びるのは外に持ち出した馬だった。今週はAコース使用が6週目となる。先週日曜日の感じだと、良馬場でもマイナス1秒までは行かない馬場差だと思う。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がマイナス0秒1。そして土曜は1200mのレースが無く、日曜1200mの馬場差はマイナス0秒8だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、先週土曜までは全てプラスの数値だったが、日曜はこの開催で初めてマイナスの数値だった。1200mは全てマイナスゾーンだが、先週日曜がこの開催で最も時計の出やすいコンディションだった。 金曜日の雨は少量で土曜は良馬場。この開催の標準的な時計の出方だった。土曜から日曜にかけて雨が降り、日曜は重馬場となって1800mも1200mも速い時計が出るようになった。1着馬は全て4コーナーで3番手以内。日曜の1200mはハイペースが多くて、直線で差し馬もかなり伸びていたが、新潟のダートらしく後ろから差し切るのは難しかった。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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2R | T1000 | 稍 | グランデメッシ | 牡2 | 未勝利 | 0:57.7 | +1.5 | ± | +1.5 | ±0 | 85 | E | D | |||
5R | T1200 | 稍 | ウィンターリリー | 牝2 | 新馬 | 1:11.1 | +0.8 | ± | +1.2 | -0.4 | 88 | E | D | |||
6R | T2000 | 稍 | マルーンエンブレム | 牝3 | 500万下・牝 | 1:59.1 | -0.9 | ± | -0.3 | -0.6 | 103 | C | C | |||
7R | T2200 | 稍 | サンデームーティエ | 牡4 | 500万下 | 2:14.3 | +0.9 | -0.2 | +1.4 | -0.7 | 86 | E | D | |||
9R | T1600 | 稍 | リカビトス | 牝4 | 五頭連峰1000 | 1:34.5 | +1.2 | -0.9 | +0.8 | -0.5 | 92 | D | B | |||
10R | T1400 | 稍 | ワンスインナムーン | 牝5 | 朱鷺S | 1:19.7 | -0.6 | ± | -0.2 | -0.4 | 102 | C | D | |||
11R | T1600 | 稍 | ケイデンスコール | 牡2 | 新潟2歳(G3) | 1:35.5 | +1.3 | -0.6 | +1.2 | -0.5 | 88 | ○ | SL | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 重 | キチロクタービン | 牡2 | 未勝利 | 1:13.0 | -0.2 | ± | +0.6 | -0.8 | 94 | D | D | |||
3R | D1800 | 重 | グランサム | 牡3 | 未勝利 | 1:53.7 | -0.1 | ± | ±0 | -0.1 | 100 | C | D | |||
4R | D1200 | 重 | ルソンデュレーヴ | 牝3 | 未勝利 | 1:11.6 | -1.0 | ± | -0.2 | -0.8 | 102 | C | D | |||
8R | D1200 | 重 | ハヤブサレディゴー | 牝5 | 500万下・牝 | 1:11.6 | -0.3 | ± | +0.5 | -0.8 | 95 | D | D | |||
12R | D1200 | 重 | ノーフィアー | 牡4 | 500万下 | 1:11.5 | -0.4 | ± | +0.4 | -0.8 | 96 | D | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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代表産駒は例外 |
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代表産駒は例外ですという話。アーモンドアイがオークスを勝った事でロードカナロア産駒は2000m以上もOKと思われているのか、まだ2000m以上でロードカナロア産駒が人気になる事が結構ある。産駒デビュー以来のロードカナロア産駒の2000m以上での成績というのは、先週まで54回走って3勝2着6回3着5回。これだけ。 特に2000m以上で上位人気に推された時の成績がよろしくなくて、1番人気から3番人気の合計で連対率が31.6%しかない。ちなみに、1番人気での1着1勝と言うのは、実はアーモンドアイのオークスで、これを除けば1番人気で負けまくっている。いきなり古い話が出てくるが、ダンシングキャップ産駒なので芝で強かったオグリキャップ、Devil's Bag産駒なのに芝で強かったタイキシャトル、エンドスウィープ産駒なのに2000m以上で強かったアドマイヤムーンなど、代表産駒と言うのは父の産駒の全体的な特徴から外れている事が多い。アーモンドアイもそう言う歴代の飛び抜けた名馬だと思われるので、アーモンドアイがロードカナロア産駒全般の特徴からは外れていると考えるべきで、アーモンドアイがオークスを勝ったからと言って、ロードカナロア産駒は距離が保つというようには考えない方が良いと思う。 |