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2018/09/02 (日)
2018年2回札幌6日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス1秒6からプラス0秒6への変動、日曜がプラス0秒5だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を確認しておくと、今開催初日はマイナスの数値だったが、水準に近いレベルで2日目以降は全てプラスの数値だった。
 木曜と金曜に雨が降って、土曜は稍重でスタートし、8R以降は良馬場。馬場差は変動で、後半ほど速い時計が出るようになっているが、1週前にかなり芝が傷んだ事もあって、良馬場になった後半でも馬場差はプラスだった。日曜は終日良馬場で、馬場差は土曜の後半とほぼ同じだった。土曜日は差しが決まっていて、日曜はそれよりは前残り傾向に見えるが、全体としては差し馬の好走が目立った。時計が掛かり、パワーを要する馬場になっていた事と、札幌の最終週らしく、ほとんどがフルゲートになっていた事が原因だと思う。実はディープインパクト産駒が11頭出走して1勝で、着外が10だった。11頭中8頭はまぁ人気薄だったが、ディープインパクト産駒向きの馬場ではなかった。ちなみに勝った1頭には、この後タイム分析で触れるが、ディープインパクト産駒らしくない馬だった。
ダート
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒3への変動、日曜がマイナス0秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、時計の出方は異なり、2週目特に3日目がかなり速い時計の出るコンディションだった。
 木曜・金曜に雨が降り、土曜は重馬場でスタートして6R以降は稍重。馬場差は変動で、後半ほど時計が掛かるようになっているが、乾くスピードが早く、前半と後半では時計の出方がかなり違った。日曜は良馬場だが、稍重だった土曜の最後と馬場差はあまり変わらなかった。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/09/02 (日)  芝=+0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R T1500 ライデンシャフト    牝2 未勝利 1:31.0 +0.2 -0.6 -0.8 +0.4 108 A D
2R T1200 ファンシャン    牝2 未勝利 1:11.5 +0.7 ± +0.4 +0.3 96   D C
5R T2000 ターフェルムジーク    牝3 未勝利 2:03.7 +0.7 ± +0.2 +0.5 98   C C
7R T1200 デルタバローズ    牡3 500万下 1:10.4 +0.6 ± +0.3 +0.3 97   D C
9R T1800 バケットリスト    牝3 500万下 1:49.9 +0.7 ± +0.2 +0.5 98   C C
10R T1200 ハッピーアワー    牡2 すずらん 1:10.6 +0.6 ± +0.3 +0.3 97   D D
11R T2600 リッジマン    牡5 丹頂SH 2:42.6 +2.0 ± +1.3 +0.7 87   E D

2018-09-02 (日)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
3R D1000 ダノンチェリー    牝3 未勝利 0:59.8 +0.2 ± +0.3 -0.1 97   D C
4R D1700 サトノゲイル    牡3 未勝利 1:47.2 +0.4 ± +0.5 -0.1 95   D C
6R D1000 トラベリング    牡3 500万下 0:58.7 -0.3 ± -0.2 -0.1 102   C C
8R D1700 ファームフェイス    牝4 500万下 1:45.7 ±0 ± +0.1 -0.1 99   C C
12R D1700 フォーハンドレッド    牡4 釧路湿原1000 1:45.1 +0.2 ± +0.3 -0.1 97   C C

         

■ワンポイントアドバイス
ダービーの着差で秋を占う
 夏競馬が先週で終わり、秋競馬が始まる。3歳馬ではとりあえずダービー馬の動向が注目されるが、ダービーでどれだけ差を付けたかで秋の成績を占えるので、それを紹介する。
ダービーの着差で秋を占う
 1988年から2017年までの日本ダービー馬を2着とのタイム差が大きい順に並べたもの。まず1枚目は0秒2以上の差。特に0秒3以上の差を付けて勝った馬、上の9頭だが、こちら故障で秋のGIに出走できなかった馬も少なくないが、無事に秋を迎えられれば、ほぼレジェンド級。牝馬のウオッカを除いて、3歳限定戦でも古馬相手のGIでも凡走したことがない。0秒2差になるとちょっと微妙になって来るが、菊花賞の成績はイマイチでも天皇賞やジャパンカップでは好走している。続いて2枚目
ダービーの着差で秋を占う
 こちら0秒1差以下。先にタイム差なしだった下の5頭を見ると、秋は全く期待できない事がわかる。そして最後に0秒1差。今年のワグネリアンはここに入るが、昨年レイデオロがジャパンカップで2着と好走するまで、この組は秋のGIで2着以内に入った事なかった。昨年も今年も差がつきにくい超スローペースだったので、ワグネリアンもレイデオロぐらいの活躍をするかもしれないが、イマイチの成績で終わる可能性もかなりあるという事。今回はダービーでの着差・タイム差を取り上げたが、強い馬はその気がなくても千切ってしまうという格言があり、他のレースでも着差は重要。我々はよく僅差で勝った馬に対して、着差以上の強さという表現を用いるが、それよりも現実に千切って勝った馬の方が強い事が圧倒的に多い。

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