2018/09/09 (日)
2018年4回中山2日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒9だった。 昨年の開幕週は今年と同じ良馬場発表で、馬場差が土日ともにマイナス1秒5だった。対して先週は、木曜以降に雨が降らなかった事もあって、昨年以上に高速化が進んでいる。ペース補正の入ったスローで、追い込み同士や差し・追い込みの決着も見られたが、これらは前に行った組を後ろの組が純粋な脚力で上回った結果。基本、内・外や脚質的な有利・不利はない。なお、今開催は野芝のみで行われ、3日間競馬の今週までがBコース。後半2週はCコースが使用される。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス1秒2。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒4だった。 春開催の後時間があり、砂の洗浄や路盤の更新などの作業が加えられて、この開催のダートは基本的に、冬開催・春開催と比較しても中距離の時計が速くなる傾向がある。今年もその例に漏れず、1800mの時計の出方が速くなっていた。それに比べると1200mは速いは速いなりに、水準寄りに止まっている。ただ、先週は土日ともに直線は追い風が強かった。特に土曜は日曜よりも風が強くて、向正面が向かい風で1200mは前半のペースが上がりにくい事から、日曜よりも0秒1だけ時計を要していた。上位馬に脚質的な偏りは特には無い。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | T1200 | 良 | マイネルアルケミー | 牡2 | 未勝利 | 1:09.6 | -0.6 | -0.2 | +0.3 | -1.1 | 97 | D | D | |||
2R | T2000 | 良 | ディキシーナイト | 牡2 | 未勝利 | 2:02.2 | -1.1 | -1.0 | -0.2 | -1.9 | 102 | C | D | |||
5R | T1600 | 良 | ヘリンヌリング | 牝2 | 新馬 | 1:37.2 | +0.7 | -0.8 | +1.4 | -1.5 | 86 | SL | C | |||
8R | T1800 | 良 | レッドシルヴィ | 牝5 | 500万下 | 1:46.9 | -1.7 | -0.5 | -0.5 | -1.7 | 105 | B | D | |||
9R | T1600 | 良 | フレッチア | 牡3 | 木更津H1000 | 1:33.1 | -1.2 | -0.3 | ±0 | -1.5 | 100 | C | D | |||
11R | T1600 | 良 | ミッキーグローリー | 牡5 | オータムH(G3) | 1:32.4 | -0.7 | -0.3 | +0.5 | -1.5 | 95 | D | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | D1800 | 良 | ショーンガウアー | 牡3 | 未勝利 | 1:53.8 | -1.4 | ± | -0.2 | -1.2 | 102 | C | D | |||
4R | D1800 | 良 | ガルヴィハーラ | 牡2 | 新馬 | 1:55.2 | -1.6 | ± | -0.4 | -1.2 | 104 | ○ | B | C | ||
6R | D1200 | 良 | フェリーチェ | 牝3 | 500万下・牝 | 1:11.6 | -0.3 | ± | +0.1 | -0.4 | 99 | C | C | |||
7R | D1800 | 良 | フェンドオフ | 牡3 | 500万下 | 1:53.0 | -1.0 | ± | +0.2 | -1.2 | 98 | C | D | |||
10R | D1200 | 良 | ハットラブ | 牝4 | ながつき1600 | 1:09.9 | -0.8 | ± | -0.4 | -0.4 | 104 | B | C | |||
12R | D1200 | 良 | モアニケアラ | 牝6 | 1000万下 | 1:11.5 | +0.2 | ± | +0.6 | -0.4 | 94 | D | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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新種牡馬ダンカーク |
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夏競馬が終了した段階の新種牡馬ランキング首位はジャスタウェイ。産駒はJRAで9勝を挙げて、2歳戦の総合ランキングでもロードカナロアに次ぐ2位につけている。ジャスタウェイは産駒数も多くて、競走馬としても一度は世界ランキング1位になるなど、今年の新種牡馬の中では卓越した存在ですから、これは当然と言えば当然。また、これに続く新種牡馬が今年少し低調なだけに、余計にジャスタウェイが際立っている。そんな中、離されてはいるが、夏開催終了時点で産駒3頭が3勝を挙げて、新種牡馬としては勝ち鞍で2位いるのが、アメリカ産のダンカーク。今回はそのダンカーク産駒の傾向に触れてみたいと思う。
3勝は芝1200mで2勝、1600mが1勝。新馬勝ちはなくて、全て2戦目から3戦目のもの。この中でガトンは、ダート1800mの新馬戦で1番人気となったが、3秒6差の8着と大敗。次走新潟芝1600mでは6番人気と人気を落としていたが逃げ切り。芝で一変した。同様に福島ダート1150mの新馬戦で1番人気のマイネルアルケミーは2秒3差の7着に敗れたが、2戦目は芝1200mで8番人気ながらタイム差なしの3着に踏ん張った。そして秋開催に入って、先週の日曜中山1R芝1200m戦を逃げ切った。 ダンカークはアメリカのダートでGI2着2回、芝の経験は1度もなくて父がUnbridled's Song、母の父がA.P. Indy、祖母の父がAlydarと血統もダート寄り。それだけにダート戦で人気になるのもうなずけるが、これまでの産駒の特徴から芝向きは確かで、ダートから芝に変わって馬券の旨みがあるのを記憶しておきたいと思う。距離は短距離から中距離まで万能。東京芝1800mの新馬戦でアガラスの2着だったシークレットランという馬もいた。短距離に限ることはない。 |