Victory Road

アダルト 期間限定セール(毎週作品更新)

2018/09/29 (土)
2018年4回中山8日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒4への変動、日曜がマイナス0秒4からマイナス0秒8、そしてマイナス0秒2への3段階の変動だった。まずはさかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、最終週の先週だけはマイナス1秒台ではなかった。また、雨の影響を受ける事が多く、開催日の半数以上が馬場差が変動だった。
 週なかに43.5ミリの雨が降ったが、金曜日に晴れて土曜は良馬場発表。ただ、土曜5R時から雨が降り出して、最終レースまで降り続いた。中間の雨が下の方に残っている事と、使われた頻度で、土曜の馬場差は2000m換算でマイナス0秒9からスタート。段々と掛かって行く変動で、11R時にはマイナス0秒4と水準に近づいていた。日曜は重発表でスタート。台風の影響もあって、さらに悪化が予想されたが、意外にも雨が上がって、日中は薄日の差す時間帯もあった。7Rから稍重発表まで回復している。ただ、遅れていた台風の雨が10R前からは本格的に降り出した。前日の最終的な馬場差マイナス0秒4から始まって、まずは乾いて速くなっていく変動。7Rにはマイナス0秒8まで持ち直したが、終盤は逆に掛かって行き、スプリンターズSはマイナス0秒2。先週の芝で最も時計を要す状態で行われた。脚質の偏りは本質的には無い。ただ、先々週同様に内の馬の活躍が目立ってはいた。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス3秒0。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒3からマイナス1秒5への変動、日曜がマイナス2秒1からマイナス1秒9への変動だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、雨の影響を受けて総じて速い時計の出る馬場だった。特に開催6日目、そして最終日の先週日曜日は高速馬場となった。
 土曜は稍重で始まって、12Rは重馬場。朝の含水率はゴール前が5.6%、4コーナー9.4%と良馬場に近くて、1800mの馬場差はマイナス0秒9だった。1800mは1Rと8Rだけだが、8R時でも含水率そのものは、大きな変化はないと判断。1日を通した数値。日曜の1800mはマイナス3秒0。超高速馬場になった。中盤の6Rまでは前日と8Rに降った雨の影響で速くなり、一旦乾いたが12Rは再び強く降った雨で相殺されて、土曜のように終日対象だった。
 土曜の1200mはマイナス1秒3、高速に近い数値で12R時は降り続いた雨の影響から0秒2だけ速まった。日曜は1R時よりも8R時は乾いて、0秒2だけ時計を要していたが、高速馬場である事に変わりは無かった。1800mも1200mも差しが効かない馬場ではないが、結果として前に行った組が強かった。前が止まらないと言うよりは、逃げ・先行タイプにこうした馬場に適性の高い馬が多かった。その結果ではないかと考える。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/09/29 (土)  芝=-0.9 → -0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R T1200 ヴォイスオブジョイ    牝2 未勝利 1:10.2 ±0 ± +0.5 -0.5 95   D D
5R T1600 オトナノジジョウ    牝2 新馬・牝 1:36.6 +0.1 -0.3 +0.5 -0.7 95   D C
7R T2200 チャロネグロ    牡4 500万下 2:13.0 -1.4 ± -0.5 -0.9 105   B D
9R T1200 ディアンドル    牝2 カンナS 1:09.5 +0.2 ± +0.6 -0.4 94   D D
10R T2000 マイネルファンロン    牡3 習志野特1000 2:01.8 +0.9 -0.7 +0.8 -0.6 92   D C
11R T1600 プロディガルサン    牡5 ロードカ1600 1:33.8 +0.1 ± +0.4 -0.3 96   D C

2018-09-29 (土)  ダ=-0.9 / 1200m=-1.3 → -1.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1800 タンクティーエー    牡2 未勝利 1:55.9 -0.5 ± +0.4 -0.9 96   D D
3R D1200 ミッキーマンドリン    牝3 未勝利 1:11.5 -1.1 ± +0.2 -1.3 98   C D
6R D1200 スビールアスール    牝4 500万下・牝 1:10.3 -1.6 ± -0.3 -1.3 103   B C
8R D1800 ネコワシ    牡3 500万下 1:54.1 +0.1 ± +1.0 -0.9 90   E D
12R D1200 マンカストラップ    牡4 500万下 1:10.9 -1.0 ± +0.5 -1.5 95   D D

         

■ワンポイントアドバイス
2歳ダート中距離の有望株
 4回中山2歳戦のダート中距離で高レベルの鞍が複数あったので、簡単におさらいしておくことにする。
まず2日目4R1800mの新馬戦で2着に5馬身差をつけたガルヴィハーラ。父ゴールドアリュールの牡馬で、萩原厩舎所属。完全タイム差はマイナス0秒4、Bランクだった。
2歳ダート中距離の有望株
次に5日目1R、1800mの未勝利戦を7馬身差で圧勝したダイシンインディー。この馬も父ゴールドアリュールの牡馬で戸田厩舎所属。完全タイム差はマイナス1秒8、文句なしのAランク。
2歳ダート中距離の有望株
Aランク勝ちはもう1頭いた。6日目1Rの未勝利戦を7馬身差で楽勝したデルマルーヴル。父パイロの牡馬で、こちらも戸田厩舎所属。完全タイム差はマイナス0秒9だった。
2歳ダート中距離の有望株
この内デルマルーヴルはデビューが8/25に行われた札幌ダート1700mの新馬戦で0秒8差の4着だった。この鞍は勝ち時計が完全タイム差がマイナス0秒8。あと0秒1速ければAランクの好内容だった。ちなみに当時1秒4差の7着に沈んだオリオンパッチはダイシンインディーの勝った未勝利戦で2着していて、勝ち馬には離されたがBランク相当では走っていた。また、番組注目馬にも挙がっている。
2歳ダート中距離の有望株
こうなると、その札幌の新馬戦を3馬身差のBランクで楽勝したロークアルルージュにも触れておく必要がある。父クロフネの牡馬で手塚厩舎所属。544キロの大型馬だった。
 関西馬については、4回阪神から新馬戦で注目馬が出ていた。9/17の6Rダート1800m戦を7馬身差で圧勝したクリソベリル。これはゴールドアリュールの牡馬で、ダートGI馬クリソライトの全弟。
2歳ダート中距離の有望株
完全タイム差がマイナス0秒1でタイムランクはCだったが、直線はほとんど馬なりのまま。追っていれば高レベル入りしていたのは、想像に硬くない。音無厩舎所属。
 2歳ダート中距離戦線から有望株が続出している。どの馬も楽しみな存在だが、これらに見合う番組が少ないのが少し残念に感じる。

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