Victory Road

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2018/09/30 (日)
2018年4回中山9日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス0秒4への変動、日曜がマイナス0秒4からマイナス0秒8、そしてマイナス0秒2への3段階の変動だった。まずはさかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが、最終週の先週だけはマイナス1秒台ではなかった。また、雨の影響を受ける事が多く、開催日の半数以上が馬場差が変動だった。
 週なかに43.5ミリの雨が降ったが、金曜日に晴れて土曜は良馬場発表。ただ、土曜5R時から雨が降り出して、最終レースまで降り続いた。中間の雨が下の方に残っている事と、使われた頻度で、土曜の馬場差は2000m換算でマイナス0秒9からスタート。段々と掛かって行く変動で、11R時にはマイナス0秒4と水準に近づいていた。日曜は重発表でスタート。台風の影響もあって、さらに悪化が予想されたが、意外にも雨が上がって、日中は薄日の差す時間帯もあった。7Rから稍重発表まで回復している。ただ、遅れていた台風の雨が10R前からは本格的に降り出した。前日の最終的な馬場差マイナス0秒4から始まって、まずは乾いて速くなっていく変動。7Rにはマイナス0秒8まで持ち直したが、終盤は逆に掛かって行き、スプリンターズSはマイナス0秒2。先週の芝で最も時計を要す状態で行われた。脚質の偏りは本質的には無い。ただ、先々週同様に内の馬の活躍が目立ってはいた。
ダート
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス3秒0。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒3からマイナス1秒5への変動、日曜がマイナス2秒1からマイナス1秒9への変動だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、雨の影響を受けて総じて速い時計の出る馬場だった。特に開催6日目、そして最終日の先週日曜日は高速馬場となった。
 土曜は稍重で始まって、12Rは重馬場。朝の含水率はゴール前が5.6%、4コーナー9.4%と良馬場に近くて、1800mの馬場差はマイナス0秒9だった。1800mは1Rと8Rだけだが、8R時でも含水率そのものは、大きな変化はないと判断。1日を通した数値。日曜の1800mはマイナス3秒0。超高速馬場になった。中盤の6Rまでは前日と8Rに降った雨の影響で速くなり、一旦乾いたが12Rは再び強く降った雨で相殺されて、土曜のように終日対象だった。
 土曜の1200mはマイナス1秒3、高速に近い数値で12R時は降り続いた雨の影響から0秒2だけ速まった。日曜は1R時よりも8R時は乾いて、0秒2だけ時計を要していたが、高速馬場である事に変わりは無かった。1800mも1200mも差しが効かない馬場ではないが、結果として前に行った組が強かった。前が止まらないと言うよりは、逃げ・先行タイプにこうした馬場に適性の高い馬が多かった。その結果ではないかと考える。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/09/30 (日)  芝=-0.4 → -0.8 → -0.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R T2000 ラージヒル    牡2 未勝利 2:02.0 -1.3 ± -0.9 -0.4 109   A B
4R T1200 フィルムフェスト    牝2 新馬 1:10.3 -0.1 ± +0.2 -0.3 98   C C
5R T1800 エアジーン    牝2 新馬 1:49.4 -1.0 -0.4 -0.9 -0.5 109 A C
7R T1600 レジーナドーロ    牝3 500万下 1:33.9 -1.0 ± -0.4 -0.6 104 B C
9R T1600 レッドアネモス    牝2 サフラン500 1:35.7 +0.2 -0.7 +0.1 -0.6 99   C C
10R T1200 ラフィングマッチ    牡3 勝浦特H1000 1:08.6 -0.2 ± +0.1 -0.3 99   C C
11R T1200 ファインニードル    牡5 スプリン(G1) 1:08.3 +0.5 ± +0.6 -0.1 94   D C

2018-09-30 (日)  ダ=-3.0 / 1200m=-2.1 → -1.9
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 キタノオドリコ    牝2 未勝利 1:11.1 -2.0 ± +0.1 -2.1 99   C D
3R D1800 ナイトジュレップ    牡3 未勝利 1:52.1 -3.1 ± -0.1 -3.0 101   C D
6R D1800 エジステンツァ    牡4 500万下 1:51.0 -3.0 ± ±0 -3.0 100   C D
8R D1200 オーヴァーライト    牡3 1000万下 1:09.2 -2.1 ± -0.2 -1.9 102   C D
12R D1800 サトノアッシュ    牡6 内房SH1600 1:49.9 -2.5 -0.3 +0.2 -2.7 98   C C

         

■ワンポイントアドバイス
2歳ダート中距離の有望株
 4回中山2歳戦のダート中距離で高レベルの鞍が複数あったので、簡単におさらいしておくことにする。
まず2日目4R1800mの新馬戦で2着に5馬身差をつけたガルヴィハーラ。父ゴールドアリュールの牡馬で、萩原厩舎所属。完全タイム差はマイナス0秒4、Bランクだった。
2歳ダート中距離の有望株
次に5日目1R、1800mの未勝利戦を7馬身差で圧勝したダイシンインディー。この馬も父ゴールドアリュールの牡馬で戸田厩舎所属。完全タイム差はマイナス1秒8、文句なしのAランク。
2歳ダート中距離の有望株
Aランク勝ちはもう1頭いた。6日目1Rの未勝利戦を7馬身差で楽勝したデルマルーヴル。父パイロの牡馬で、こちらも戸田厩舎所属。完全タイム差はマイナス0秒9だった。
2歳ダート中距離の有望株
この内デルマルーヴルはデビューが8/25に行われた札幌ダート1700mの新馬戦で0秒8差の4着だった。この鞍は勝ち時計が完全タイム差がマイナス0秒8。あと0秒1速ければAランクの好内容だった。ちなみに当時1秒4差の7着に沈んだオリオンパッチはダイシンインディーの勝った未勝利戦で2着していて、勝ち馬には離されたがBランク相当では走っていた。また、番組注目馬にも挙がっている。
2歳ダート中距離の有望株
こうなると、その札幌の新馬戦を3馬身差のBランクで楽勝したロークアルルージュにも触れておく必要がある。父クロフネの牡馬で手塚厩舎所属。544キロの大型馬だった。
 関西馬については、4回阪神から新馬戦で注目馬が出ていた。9/17の6Rダート1800m戦を7馬身差で圧勝したクリソベリル。これはゴールドアリュールの牡馬で、ダートGI馬クリソライトの全弟。
2歳ダート中距離の有望株
完全タイム差がマイナス0秒1でタイムランクはCだったが、直線はほとんど馬なりのまま。追っていれば高レベル入りしていたのは、想像に硬くない。音無厩舎所属。
 2歳ダート中距離戦線から有望株が続出している。どの馬も楽しみな存在だが、これらに見合う番組が少ないのが少し残念に感じる。

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