2018/10/06 (土)
2018年4回東京1日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9からマイナス1秒4への変動、日曜がマイナス1秒8、そして月曜もマイナス1秒8だった。 土曜は雨の影響が残って芝で最初のレースである3Rは稍重でスタートした。5Rからは良に変更され、馬場は乾いて行った。馬場差はマイナス0秒9でスタートして、マイナス方向に動いて12Rは2000m換算ではマイナス1秒4だった。日曜はさらに乾いて、終日マイナス1秒8。かなり速い時計の出るコンディションになった。月曜日も同じ数値で、高速馬場で行われた。スローペースが多かったが、だからと言って先行有利にはならなかった。つまり、東京らしく脚質不問の瞬発力勝負になったという感じが多かった。全体の印象で言うと、何となく外の方が伸びて、内の方が伸びなかったような気もするが、それはペースの問題もあったかもしれない。秋の東京は例年同様、連続開催で当開催3週目まではこのままAコース、4週目からはBコースが使用されて、次開催3週目からはCコースが使用される。 |
ダート |
先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス2秒3からマイナス1秒8への変動、日曜がマイナス1秒4からマイナス0秒7への変動、月曜がマイナス0秒3だった。 雨の影響が残って土曜朝の馬場差はマイナス2秒3でスタート。その後徐々に乾いて行ったが、脚抜きが良く、速い時計の出る馬場だった。日曜も同様にレースが進むにつれて乾いて行ったが、月曜は終日マイナス0秒3で、水準に近いレベルだった。基本的に土日月と開催が進むにつれ、馬場差は水準方向に動いて行くというわかりやすい推移となった。3日間それぞれ6鞍ずつダート戦が行われて、連対馬の内逃げ・先行馬は月曜が最も少なかった。馬場の回復に伴って、差し・追い込みが効くようになったとも言える。けれども、この辺りはジョッキー心理と言えない事もない。総じて先行有利のレースが多かったという事は言えるだろう。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | T2000 | 稍 | キタサンバルカン | 牡2 | 未勝利 | 2:03.2 | +0.7 | -1.1 | +0.5 | -0.9 | 95 | D | C | |||
5R | T1400 | 良 | ブーザー | 牡2 | 新馬 | 1:23.2 | -0.4 | -0.5 | -0.1 | -0.8 | 101 | ○ | C | D | ||
9R | T2400 | 良 | ヘリファルテ | 牡4 | 本栖湖H1000 | 2:27.7 | +1.5 | -1.1 | +1.8 | -1.4 | 82 | SL | C | |||
11R | T1600 | 良 | グランアレグリア | 牝2 | サウジア(G3) | 1:34.0 | -1.0 | -0.7 | -0.7 | -1.0 | 107 | ○ | B | C | ||
12R | T1800 | 良 | アモーレミオ | 牝3 | 500万下・牝 | 1:47.0 | -0.7 | -0.4 | +0.2 | -1.3 | 98 | C | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1300 | 重 | エルピド | 牡2 | 未勝利 | 1:18.7 | -1.0 | ± | +0.9 | -1.9 | 91 | E | D | |||
2R | D1600 | 重 | ロマンティコ | 牡2 | 未勝利 | 1:36.9 | -2.9 | ± | -0.7 | -2.2 | 107 | B | D | |||
6R | D1400 | 稍 | パイルーチェ | 牝4 | 500万下・牝 | 1:22.7 | -2.2 | ± | -0.4 | -1.8 | 104 | B | C | |||
7R | D2100 | 稍 | サノサマー | 牡4 | 500万下 | 2:12.0 | -0.2 | ± | +2.4 | -2.6 | 76 | E | C | |||
8R | D1400 | 稍 | チリーシルバー | 牝4 | 500万下 | 1:24.0 | -0.9 | ± | +0.8 | -1.7 | 92 | E | D | |||
10R | D1600 | 稍 | メイショウカマクラ | 牡5 | 西湖特別1000 | 1:35.4 | -1.8 | ± | ±0 | -1.8 | 100 | C | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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タイキシャトルの血 |
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今週末から秋の新潟競馬が開幕する。その新潟競馬の馬券作戦の1つとして、私が今年の夏、非常に興味深く感じた事をこれから述べる。あくまでも現場で感じたインスピレーションですから、参考になれば…と紹介する事にする。それはタイキシャトルの血だが、父タイキシャトルではない。母の父、ブルードメアサイアーとしてのタイキシャトルの活躍が目を引いたこと。今年の新潟開催、障害戦を除く戦績ををご覧下さい。 圧倒的に母の父として、タイキシャトルが成績が良い。特にこの夏開催が6勝、2着3回という事でこの勝率・連対率そして3着内率が非常に高い。これは結構気がついた方もおられると思うが、この特色と言うか、母の父としてのタイキシャトルが新潟で走っているという事は、やはり注意するべきだと思う。このタイキシャトルはフランスのジャックルマロワ賞を勝って、国内でGI4勝を挙げた歴史的な名マイラーで、スプリンターズSを勝って、京王杯SCをレコード勝ちしている事から、本質はスピードタイプ。ですから、平坦の新潟向きのスピードを伝えていると見る事は可能。父としての影響力は弱いという感じだが、とりわけ母の父としては影響力が強いので、この秋の新潟では夏の成績通りにブルードメアサイアーとして注目している。また、タイキシャトルの代表産駒はメイショウボーラーですから、応用編として、メイショウボーラー産駒にも狙い目がある。同産駒のブロワという馬は、新潟の芝の1200mで3勝挙げている。 |