Victory Road

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2018/10/28 (日)
2018年4回東京9日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒8への変動、日曜がマイナス1秒8だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、初日の3Rを除けばマイナス1秒台だった。
 土曜朝は稍重だったように、雨の影響が残っていたが午後には乾いて数値はマイナス方向に動いた。日曜も土曜後半と同レベル。とは言え、土曜前半にしても、マイナス1秒6。Bコースに替わって最初の週だった事もあって、時計の出やすい馬場だった。また、開催を通じても雨の影響を受けながらも、速い時計の出るコンディションの開催日が多かった。上位馬についてだが、極端なスローペースになると内枠の馬、先行馬、インを通った馬に有利で、そんなレースもあったが、大半は瞬発力があればどの位置からでも伸びて、上位に食い込める。そんなレースが多かった。AコースからBコースに替わったが、見ている側からは大きな変化は感じなかった。なお、5回開催2週目までこのままBコースが使用される。
ダート
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土曜がマイナス0秒2からプラスマイナスゼロへの変動、日曜がプラス0秒1だった。さかのぼって9日間の馬場差を確認しておくと、初日そして2日目中盤まではマイナス1秒より速かったが、その後はマイナス1秒台になる事はなく、基本的には水準レベルのコンディションだった。
 先週にしても雨の影響が残る中でスタートしたが、水準レベルの馬場。日曜は土曜よりも乾いて、プラスゾーンに入った。マイナスにしてもプラスにしても、大きな馬場差がない、良好なコンディションでしたから、走破タイム=レースレベル=馬の実力という三段論法が成り立ちやすかった。つまり、脚質の偏りはほとんどなくて、能力差が反映されたレースが多くて、本当にわかりやすかったと言える。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/10/28 (日)  芝=-1.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
3R T1600 マジックリアリズム    牝2 未勝利・牝 1:35.9 -0.2 -0.3 +0.9 -1.4 91   SL D
4R T1400 シトラスノキセキ    牝2 新馬 1:23.1 -0.5 -0.4 +0.4 -1.3 96   D C
5R T1800 ルヴォルグ    牡2 新馬 1:49.5 ±0 -1.2 +0.4 -1.6 96 D C
7R T1400 シンボリティアラ    牝3 500万下 1:21.4 -0.8 -0.4 +0.1 -1.3 99   C C
8R T2000 ブレステイキング    牡3 精進湖特1000 2:00.4 +0.3 -1.2 +0.9 -1.8 91   SL C
10R T1600 レッドオルガ    牝4 紅葉SH1600 1:33.2 -0.4 -0.4 +0.6 -1.4 94   D C
11R T2000 レイデオロ    牡4 天皇賞秋(G1) 1:56.8 -1.6 -0.3 -0.1 -1.8 101   C B

2018-10-28 (日)  ダ=+0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1400 アナスタシオ    牝2 未勝利 1:26.7 +0.3 ± +0.2 +0.1 98   C D
2R D1600 バンブトンハート    牝2 未勝利 1:41.1 +1.3 ± +1.2 +0.1 88   E D
6R D1300 ホウオウジャッジ    牡3 500万下 1:19.0 +0.5 ± +0.4 +0.1 96   D D
9R D1400 パイルーチェ    牝4 河口湖特1000 1:24.2 ±0 ± -0.1 +0.1 101   C C
12R D1600 スウィングビート    牡3 三峰山特1000 1:37.3 +0.1 ± ±0 +0.1 100   C B

         

■ワンポイントアドバイス
秋の新潟競馬 タイムランク上位馬の価値
 先週で3回新潟開催が終了。新潟は今年の全日程を終えた。秋の新潟開催でちょっと振り返っておきたい事がある。まず表の部分をご覧ください。
秋の新潟競馬 タイムランク上位馬の価値
 これは昨年2017年の3回新潟競馬で6頭いるが、タイムランクBで勝った馬。なお、タイムランクAで勝った馬はいなくて、この6頭はたまたまと言うべきか、全て古馬500万下だったが、その後の活躍が目を引いた。言うまでもなく出世頭は目黒記念を勝ったウインテンダネスだが、マジカルスペルも戦績、これ特筆できると思う。という事で、一見地味な印象はあるが、3回新潟開催のタイムランク上位馬は今年も改めてチェックすべきだと考えた。
 という事で、今度は下の部分をご覧下さい。今年の新潟の高レベル勝ち馬。たまたま偶然と言うか、何と言うか2歳未勝利戦で記録されて、昨年とは実に対照的な結果が出ているが、注意が必要だと思う。ちょっと地味でもローカル開催というだけで、人気がついてこない事が多いので、馬券的には馬券になりますからちょっと注目してください。

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