Victory Road

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2018/11/11 (日)
2018年3回福島4日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒4だった。ここまで4日間の芝の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値ではあるが開幕週と比較すると、先週は水準方向に動いた。
 土日とも良馬場発表ではあったが、金曜の雨の影響で土曜朝でも路面は濡れていて、開幕週よりも時計が掛かっていた。そして、日曜は土曜よりも乾いたが、土曜1日馬場を使った分でさらに水準方向に動いた。連対馬の脚質を見ると土曜は目立った偏りはないが、日曜は差し馬の上位進出が目についた。なお、最終週の今週はコース設定が変わって、Bコースが使用される。
ダート
 先週の馬場差1700m対象の数値は土日ともにプラスマイナスゼロだった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、大きな動きはなく水準レベル。
 ダートも雨の影響は残っていたはずだが、こちらは脚抜きの良いコンディションにはならなかった。連対馬については、前へ行った馬がスムーズに行けば粘るが、控えていた馬が早めに動いて行って先行馬にプレッシャーをかけると、一気に差しが届いていた。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/11/11 (日)  芝=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
7R T2000 エバーミランダ    牝3 500万下・牝 2:00.5 -0.1 -0.3 ±0 -0.4 100   C C
8R T1200 ブルレジーナ    牝3 500万下 1:09.7 +0.5 ± +0.7 -0.2 93   D D
10R T1200 ジャカランダシティ    牡2 福島2歳 1:10.5 +1.4 ± +1.6 -0.2 84   E D
11R T2000 スティッフェリオ    牡4 福島記念H(G3) 1:58.3 -0.2 ± +0.2 -0.4 98   C D
12R T1800 ダノングレース    牝3 西郷特別500 1:48.7 +0.8 ± +1.2 -0.4 88   E C

2018-11-11 (日)  ダ=±0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1150 アンビル    牡2 未勝利 1:10.4 +0.7 ± +0.7 ±0 93   D C
2R D1700 メモリーコウ    牝3 500万下・牝 1:46.8 +0.8 ± +0.8 ±0 92   D D
3R D1700 キクノウェスター    牡3 500万下 1:47.1 +1.1 ± +1.1 ±0 89   E D
6R D1700 カレンカカ    牡4 500万下 1:46.0 ±0 ± ±0 ±0 100   C D
9R D1150 トロピカルスパート    牝4 500万下 1:09.3 +0.8 ± +0.8 ±0 92   E D

         

■ワンポイントアドバイス
スローペースと外国人騎手活躍の関連性
 先程お話した通り、先週の京都芝はスローペースのレースが多かった。13鞍中6鞍のタイムランクがスローで、特に日曜後半の4鞍は全てスロー。
スローペースと外国人騎手活躍の関連性
 ペース補正を施しても対応できないくらいラップが遅かった。その要因を探ってみると、これら6鞍中17頭立てだったエリザベス女王杯を省けば、8頭・9頭・10頭・7頭・8頭とすべて少頭数だった。にもかかわらず、外国人騎手が乗っている馬の数は、3頭・2頭・3頭・3頭・3頭と多くて、しかも人気馬に騎乗しているケースがほとんどだった。ですから、香港を主戦場としているモレイラ騎手以外の3人はヨーロッパ出身のジョッキーで、そもそもテンからガンガン飛ばす競馬を好まない。そして、そんな競馬に日本人騎手がちょっとペースを合わせてしまうと、より流れが遅くなるのは必然かなと思う。結果、力のある馬が勝つという結果になった。先週の日曜京都はダートを含めて、外国人騎手が1Rから11Rまで11勝マークした。この事実に対して、彼らは良い馬に乗っているからというので片付けてしまうのは、いかがなものかと思う。実際、エリザベス女王杯ではスローペースを見越してハナに立って2着に粘って、クロコスミア・岩田騎手が頑張りましたし、最終レースでもそつのない捌きで外国人騎手の連勝ストップをさせて、藤岡佑介騎手がガッツポーズを見せてました。ですからね、まだ乗り方ひとつで太刀打ちできる要素は色々あると思う。ですから、まあ元乗り役みたいなこと言って申し訳ないが、日本人騎手にはホント諦めないで頑張って欲しいと思う。

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