2018/11/24 (土)
2018年5回京都7日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で、マイナス1秒1からマイナス0秒6の間での推移だった。 東京の芝のような高速馬場ではなかった。ただ、時計を要する程ではなくて、終盤となったここ2週はむしろ速い時計の出るレベルで安定していた。土曜は逃げ・先行タイプが活躍して、日曜は差しタイプが幅を利かせていた。ただ、日曜12Rの京阪杯を見てもわかる通り、外が有利かと言えばそうではなくて、内を突く差し馬も頑張っていた。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がマイナス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値で稍重の2週目は時計が出やすくなった。ただ、マイナス1秒台になるほど脚抜きの良い馬場ではなかった。 先週は乾いた馬場で開催2週目だけでなく3週目と比較しても、時計がかかって水準レベルだった。脚質的には好位からの差し馬が活躍した。5回京都は3週目のみ前残り傾向で、それ以外は結構差しが届いていた。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | T1600 | 良 | ロードグラディオ | 牡2 | 未勝利 | 1:35.3 | -0.3 | -0.2 | +0.3 | -0.8 | 97 | C | B | |||
4R | T1800 | 良 | サトノルークス | 牡2 | 未勝利 | 1:48.4 | -0.5 | -0.9 | -0.5 | -0.9 | 105 | ○ | B | C | ||
5R | T1400 | 良 | ラフェリシテ | 牝2 | 新馬 | 1:21.9 | -1.1 | ± | -0.4 | -0.7 | 104 | B | C | |||
8R | T1800 | 良 | エクレアスパークル | 牡4 | 500万下 | 1:46.2 | -1.2 | ± | -0.3 | -0.9 | 103 | C | C | |||
9R | T2400 | 良 | マイハートビート | 牡3 | 高雄特H1000 | 2:26.9 | +0.8 | -0.9 | +1.1 | -1.2 | 89 | SL | C | |||
11R | T2000 | 良 | クラージュゲリエ | 牡2 | 京都2歳(G3) | 2:01.5 | +0.6 | -0.8 | +0.8 | -1.0 | 92 | ○ | D | C | ||
12R | T1600 | 良 | エントシャイデン | 牡3 | 1000万下 | 1:33.5 | -0.4 | -0.3 | +0.1 | -0.8 | 99 | C | C |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1400 | 良 | キョウワドリヴン | 牡2 | 未勝利 | 1:25.7 | -0.3 | ± | -0.1 | -0.2 | 101 | C | D | |||
2R | D1800 | 良 | コンカラー | 牡2 | 未勝利 | 1:54.9 | +0.3 | -0.6 | -0.1 | +0.4 | 101 | C | C | |||
6R | D1800 | 良 | グランデルカク | 牡2 | 新馬 | 1:55.0 | +0.1 | ± | +0.3 | -0.2 | 97 | C | D | |||
7R | D1400 | 良 | ベルエスメラルダ | 牝4 | 500万下 | 1:24.6 | +0.1 | ± | +0.3 | -0.2 | 97 | D | D | |||
10R | D1900 | 良 | エイコーン | 牡3 | 花園SH1600 | 1:57.8 | ±0 | ± | +0.2 | -0.2 | 98 | C | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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10月21日 京都5R 2歳新馬戦 |
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これ前開催の3週目を終えた時点で吉岡さん、このコーナーで評判馬の揃っていた10月21日 京都5R2歳新馬戦を熱く熱く取り上げていた。それを受け継ぐのも我々の仕事から、今回はその後の結果について触れたいと思う。このレース、タイムランク・メンバーランクともにBで、確かに質の高い1戦だった。この新馬戦出走馬が、その後どんな戦績だったかを検証しておきたいと思う。 ご覧の通り、ワールドプレミアが先週の京都2歳ステークスで3着だった。2着だったメイショウテンゲンが次走未勝利戦で2着ということで、強調できるのは4着タガノディアマンテ。東京に使って1着だった。7着シックザールも実は次走3着に来ていて、ダノングリスターは次8着に負けたが、続くダート戦で2着という結果。そしてに10着のジューンアイリス、10着なのに次走3着だった。まぁまぁ「伝説の新馬戦」とまでは呼ばないまでも、まぁまぁ活躍しているなと。アンライバルド・リーチザクラウン・ブエナビスタ・スリーロールスが出走していた伝説の新馬戦というのは、京都の菊花賞の日のレースだったが、そこに及ばないまでも非常に活躍してたということなんですよね。あとまだ空欄のある、3着エスポワール。これアドミラブルの妹で、元々注目度の高かった馬。この周りの馬の成績を見てると、恐らく次出てくれば勝てるんじゃないかなという読み。5着ディープサドラーズ、これは藤原英昭厩舎の馬でディープインパクト産駒、セレクトセールで1億5千万以上した馬。6着のダノンテイオー、大久保龍志厩舎の管理馬、ディープインパクト産駒で、これはセレクトセールで1億9千万以上している。8着クルージーン、これもエリンコートの子供という良血馬。ですから、3歳の段階で伝説の新馬戦にならない可能性は結構あるとは思うが、いざ古馬になって、来年の今頃とか見た時にみんな活躍してるやんて言うケースは十分考えられるレースなので、今後もここの出走馬には注目していきたいと思う。 |