Victory Road

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2018/11/25 (日)
2018年5回東京8日目

■馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒8だった。まずはさかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒8からマイナス1秒5の間で推移しており、速い時計の出るコンディションで安定している。
 連続開催の最終週になっても速い時計の出る馬場で、開催の途中で雨の影響を受けた時もあったが、その時も高速馬場だった。先週は土日とも乾いた良馬場で、やはり時計はかなり出やすかった。あと芝での13鞍中、中団からの差し馬が14連対。半数以上を占めた。差し有利の傾向に思えるが、一方で後方からの追い込み馬は1頭も連に絡まなかった。これは大きな特徴だと思う。
ダート
 先週の馬場差1600m対象の数値は土日ともにマイナス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス方向に動いた2週目を除けば水準レベルの数値だった。
 開催2週目は雨の影響で時計が出やすくなったが、他の週は全て良馬場で、水準かそれに近い数値だった。脚質的には9鞍中、8鞍で中団からの差し馬が連対した。中には、中団からの差し馬同士で決着するレースもあった。先週の東京ダートはベース補正を施したレースが実は1つもなかった。その影響もあったのか、差し馬が幅を利かせていた。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/11/25 (日)  芝=-1.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R T1400 スペキュラース    牝2 未勝利 1:22.2 -1.2 ± +0.1 -1.3 99   C C
3R T2000 ヴァンランディ    牡2 未勝利 2:00.3 -2.2 -0.4 -0.8 -1.8 108   B C
4R T1800 ラストドラフト    牡2 新馬 1:49.6 +0.1 -1.2 +0.5 -1.6 95   D C
7R T1600 アントリューズ    牡2 ベゴニア500 1:34.7 -0.7 -0.6 +0.1 -1.4 99   C C
8R T1800 サトノキングダム    牡5 オリエH1000 1:44.7 -2.3 ± -0.7 -1.6 107   B C
10R T1800 アップクォーク    牡5 ウェルカ1600 1:46.7 +0.4 -1.2 +0.8 -1.6 92   D C
11R T2400 アーモンドアイ    牝3 JC(G1) 2:20.6 -3.8 -0.3 -1.9 -2.2 119 A C

2018-11-25 (日)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
2R D1600 キングテセウス    牡2 未勝利 1:39.2 -0.6 ± -0.5 -0.1 105   B D
5R D1400 ラレータ    牡4 500万下 1:25.6 +0.7 ± +0.8 -0.1 92   E C
6R D1600 ジュニエーブル    牡4 500万下 1:39.0 +1.0 ± +1.1 -0.1 89   E D
9R D1400 ミックベンハー    牡3 シャング1000 1:24.3 +0.1 ± +0.2 -0.1 98   C C

         

■ワンポイントアドバイス
10月21日 京都5R 2歳新馬戦
 これ前開催の3週目を終えた時点で吉岡さん、このコーナーで評判馬の揃っていた10月21日 京都5R2歳新馬戦を熱く熱く取り上げていた。それを受け継ぐのも我々の仕事から、今回はその後の結果について触れたいと思う。このレース、タイムランク・メンバーランクともにBで、確かに質の高い1戦だった。この新馬戦出走馬が、その後どんな戦績だったかを検証しておきたいと思う。
10月21日 京都5R 2歳新馬戦
 ご覧の通り、ワールドプレミアが先週の京都2歳ステークスで3着だった。2着だったメイショウテンゲンが次走未勝利戦で2着ということで、強調できるのは4着タガノディアマンテ。東京に使って1着だった。7着シックザールも実は次走3着に来ていて、ダノングリスターは次8着に負けたが、続くダート戦で2着という結果。そしてに10着のジューンアイリス、10着なのに次走3着だった。まぁまぁ「伝説の新馬戦」とまでは呼ばないまでも、まぁまぁ活躍しているなと。アンライバルド・リーチザクラウン・ブエナビスタ・スリーロールスが出走していた伝説の新馬戦というのは、京都の菊花賞の日のレースだったが、そこに及ばないまでも非常に活躍してたということなんですよね。あとまだ空欄のある、3着エスポワール。これアドミラブルの妹で、元々注目度の高かった馬。この周りの馬の成績を見てると、恐らく次出てくれば勝てるんじゃないかなという読み。5着ディープサドラーズ、これは藤原英昭厩舎の馬でディープインパクト産駒、セレクトセールで1億5千万以上した馬。6着のダノンテイオー、大久保龍志厩舎の管理馬、ディープインパクト産駒で、これはセレクトセールで1億9千万以上している。8着クルージーン、これもエリンコートの子供という良血馬。ですから、3歳の段階で伝説の新馬戦にならない可能性は結構あるとは思うが、いざ古馬になって、来年の今頃とか見た時にみんな活躍してるやんて言うケースは十分考えられるレースなので、今後もここの出走馬には注目していきたいと思う。

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