2018/12/02 (日)
2018年5回阪神2日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス1秒8だった。 9月の開催は完全な良馬場がほとんどなかったが、雨がほとんど降らなかった先週は完全な良馬場で、9月よりも速い時計が出た。そして先週は、逃げ・先行馬の好走が目立つが、これは馬場の影響ではなくて、メンバーやレース展開によるものだと思う。この開催は前半6日がAコース、そして後半3日間はBコースが使用されるが、ずっと良馬場だった昨年は、最も速かった日がマイナス1秒4、最も掛かった日がマイナス0秒9で、あまり変化しなかった。今年も雨の影響を直接受けなければ、馬場差は大きくは変化しないはずで、するとずっとマイナス1秒以上になる可能性がかなりある。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒9だった。 雨はほとんど降らず乾いた状態だったが、馬場差はマイナス0秒9で速いタイムが出た。ただ、昨年も1週目は良馬場で馬場差マイナス0秒9だったが、その後は気温が下がるにつれて、良馬場でも時計が掛かるようになって行った。今年もそうなる確率は高いと思う。で、先週の勝ち馬の多くは先行馬だったが、東京以外のダートというのはこれが普通で、特に先行有利だった訳でもない。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | T1600 | 良 | アーデンフォレスト | 牡2 | 未勝利 | 1:34.6 | -1.2 | -0.3 | -0.1 | -1.4 | 101 | C | D | |||
5R | T2000 | 良 | ヒンドゥタイムズ | 牡2 | 新馬 | 2:02.7 | -0.1 | -0.7 | +1.0 | -1.8 | 90 | SL | C | |||
8R | T1800 | 良 | トゥザフロンティア | 牡3 | 500万下 | 1:46.7 | -0.4 | -0.7 | +0.5 | -1.6 | 95 | D | C | |||
9R | T1400 | 良 | ジュランビル | 牝2 | 万両賞500 | 1:21.2 | -1.2 | ± | +0.1 | -1.3 | 99 | C | C | |||
11R | T1800 | 良 | カフェブリッツ | 牡5 | 逆瀬川H1600 | 1:45.8 | +0.1 | -0.6 | +1.1 | -1.6 | 89 | E | D | |||
12R | T1200 | 良 | ミトノレインボー | 牝3 | 1000万下 | 1:08.8 | -0.1 | ± | +1.0 | -1.1 | 90 | E | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1800 | 良 | タニノマイカ | 牝2 | 未勝利・牝 | 1:54.8 | -0.2 | ± | +0.7 | -0.9 | 93 | D | C | |||
2R | D1400 | 良 | オースミヌーベル | 牡2 | 未勝利 | 1:26.2 | -0.1 | ± | +0.6 | -0.7 | 94 | D | D | |||
6R | D1400 | 良 | ペプチドオリバー | 牡2 | 新馬 | 1:27.2 | +0.7 | ± | +1.4 | -0.7 | 86 | E | C | |||
7R | D1200 | 良 | カズマペッピーノ | 牡4 | 500万下 | 1:11.8 | -0.5 | ± | +0.1 | -0.6 | 99 | C | D | |||
10R | D1800 | 良 | キクノルア | 牡4 | 姫路特別1000 | 1:50.7 | -1.6 | ± | -0.7 | -0.9 | 107 | B | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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東京ダート1600mと中山ダート1800m |
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秋に東京が2開催連続で行われて、冬は中山が先週から連続2開催行われるが、12月の中山には当然のことながら、前走が秋の東京だった馬が多く出走して来る。まぁコース替わりでどうなのかという判断が必要になる場面が多くなるが、近い条件なのに全く性質が違うコースの代表例として、東京ダート1600mと中山ダート1800mを取り上げる。具体的には東京ダート1600mで好走した馬が中山ダート1800mでどうなるんだろうかという事。 この表、わかりにくいかもしれないが、前走が東京ダート1600mのタイムランクがAランク・Bランクだった馬が、中山ダート1800mに出走してきた時の成績。集計期間は2013年の頭から今年の4回中山まで。パッと目に付くのが前走2着馬の成績があまり良くないことで、東京ダート1600mを好タイムレースで2着に来た馬が、次走が中山ダート1800mだと連対率50%を切ってしまう。その前走2着馬の詳細を見てみると、東京ダート1600mで差して好走していた馬が、中山ダート1800mに出て来ると危なっかしいということが分かると思います。東京ダート1600mはJRAのダートのコースでは、最も差しが決まるコースなので、あそこで差して好走していても、先行寄りの中山ダート1800mでは信頼度が低いというのは、まぁデータを持ってくるまでもなくわかるが、データにもハッキリ出ているということ。 |