2018/12/09 (日)
2018年5回中山4日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス1秒1だった。まずはここまで4日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナス1秒台だが、開幕週と比較すれば先週は水準方向に動いた。 火曜と木曜日に雨が降って、金曜の昼はまだ稍重だった。芝については土曜の朝時点で良馬場になったが、しっとりとしたコンディションで、1週目より時計が掛かった。日曜は土曜より乾いて少しだけマイナス方向に動いたが、ずっとAコースを使用するこの開催中に開幕週のような馬場差に戻ることは考えにくい。ただし、エアレーション整備をている芝なので、踏み固められて開催後半に速い時計が出るようになるということもありますから、このまま徐々に時計がかかるようになると決めつけない方が良いかと思う。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒8だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、大きな動きはないものの、1800mは開幕週よりも先週の方がいくらか時計が掛かった。1200mは3日目までは同じ馬場差で、速い時計の出るレベル。 土曜の朝が稍重だったように、含水率は1週目より高かったが、土曜の時計の出方は1週目とほぼ同じだった。まぁ馬場の表面に近いところの含水率だけで、時計の出方が決まる訳ではないということ。土曜の朝は良に近い稍重。そして土曜の後半は稍重に近い良だったので、土曜の馬場差は一定。日曜は土曜よりは乾いて、土曜より時計が掛かるようになった。秋、9月に高速化してから、特に中山のダート1800mで以前ほど大型馬の好走が目立たないようになっていたが、もう先週は500キロを超える馬の好走が多くて、真冬の中山のダートっぽくなって来た。と言っても、昨年の冬と比べるとまだ時計は速い。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | T2000 | 良 | ディーイストワール | 牡2 | 未勝利 | 2:03.0 | -0.2 | ± | +0.9 | -1.1 | 91 | E | C | |||
6R | T1800 | 良 | シーオブザムーン | 牝2 | 新馬 | 1:53.2 | +2.9 | -1.0 | +2.9 | -1.0 | 71 | SL | C | |||
9R | T1200 | 良 | ホウオウカトリーヌ | 牝2 | 黒松賞500 | 1:09.2 | -0.3 | ± | +0.4 | -0.7 | 96 | D | D | |||
10R | T1800 | 良 | ウインファビラス | 牝5 | 常総SH1600 | 1:48.5 | +1.3 | ± | +2.3 | -1.0 | 77 | E | C | |||
12R | T1200 | 良 | タケショウベスト | 牝4 | 1000万下 | 1:08.5 | -0.3 | ± | +0.4 | -0.7 | 96 | D | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 良 | サニーストーム | 牝2 | 未勝利 | 1:12.3 | -0.7 | ± | +0.1 | -0.8 | 99 | C | D | |||
2R | D1800 | 良 | シャルロッテミノル | 牝2 | 未勝利・牝 | 1:56.8 | +0.7 | ± | +1.3 | -0.6 | 87 | E | D | |||
4R | D1800 | 良 | コスモハヤテ | 牡2 | 未勝利 | 1:56.6 | +0.5 | ± | +1.1 | -0.6 | 89 | E | D | |||
5R | D1800 | 良 | キングスバレイ | 牡2 | 新馬 | 1:58.1 | +1.6 | ± | +2.2 | -0.6 | 78 | E | C | |||
7R | D1800 | 良 | ビッザーロ | 牝4 | 500万下 | 1:55.4 | +1.4 | ± | +2.0 | -0.6 | 80 | E | D | |||
8R | D1200 | 良 | シャインヴィットゥ | 牡4 | 1000万下 | 1:10.6 | -0.7 | ± | +0.1 | -0.8 | 99 | C | D | |||
11R | D1200 | 良 | コパノキッキング | セ3 | カペラS(G3) | 1:10.2 | +0.1 | ± | +0.9 | -0.8 | 91 | E | C |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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コースが替わらなければ 信頼度抜群 |
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前回は東京ダート1600mで好走した馬が、中山ダート1800mでは信頼度が低いという話をしたが、では中山ダート1800mで好走した馬が、次も中山ダート1800mに出走したらどうなるか。まぁ結論から言ってしまうと、信頼度は極めて高くて、冬の中山あるいは春の中山のように、中山開催が連続する時期には、中山ダート1800mの好走馬を次走もすんなり買える事が多い。 表を見ていただくと分かるが、特に2着馬、次走の勝率が高いので連軸ではなく1着固定で買いやすい。で、前回の放送と同じようにタイムランク上位の前走2着馬に関して、前走の4コーナーの位置取りで分けると、連対率は前走の位置取りに関係なく高いが、勝率は前走4コーナー4番手以下だった馬は低い。前走で先行有利とされる中山ダート1800mで差して好走しているわけだから、力はあるが、先行有利のコースで2度続けて差して好走するのも簡単ではない。ただし、東京ダート1600mで差して好走した馬に比べれば、好走確率ははるかに高い。さらに、中山ダート1800mのAランクで勝った馬について見てみると、次走ほぼ昇級戦になるが、それでいて連対率が5割もある。という事で、中山開催が連続する時には中山ダート1800mから挙がった番組注目馬が、次走も中山ダート1800mであれば信頼度はかなり高いと思っていただきたい。まぁ逆に言うと、中山ダート1800mから挙がった番組注目馬の次走が東京ダートになってしまった場合は、誠に申し訳ないが信頼度は下がってしまうと思われる。いうこと。 |