2018/12/22 (土)
2018年5回中山7日目
■馬場コメント |
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芝 |
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先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒8からマイナス0.4へ変動だった。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスゾーンだったが、前半2週はマイナス1秒台だったのに対し、後半は水準に近づいた。特に先週日曜終盤は2000m対象の数値でマイナス0秒4だった。 この開催は全てAコースが使用されるが、Aコース4週目になっても見た目には芝が傷んでおらず、2週目以降は馬場差が安定している。先週は日曜の後半に雨が降り出すまでは3週目と全く同じ馬場差。日曜の後半は雨の影響で、時計掛かるようになって行った。で、その日曜の後半に雨の中でレースが行われたことで、芝は傷んだはず。次の開催日つまり今年の最終開催日である28日まで中4日しかありませんから、その最終日は良馬場でも先週の日曜後半より時計がかかる可能性はある。 |
ダート |
先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒9。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒1、日曜がマイナス1秒1からマイナス1秒3への変動だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、強風の影響を受けた5日目の1800mを除けば、全てマイナスゾーンだった。1200mは総じて速い時計の出るレベルだった。 火曜日から金曜日まで雨が降らず、土曜は乾いた状態でスタートしたはずだったが、速いタイムが出る馬場状態だった。土曜の後半に小雨が降ったこともあって、日曜も土曜と同じく速いタイムが出るコンディションだった。先週はいつも以上に前残り傾向が強かったが、馬場の全体的には乾いていても、内側の方は走りやすかったという可能性がある。その結果、内を通る逃げ・先行馬が勝って、速い勝ちタイムになっていたのだと考えられる。土曜は後半に小雨が降ったものの、ダートの最後のレースが8レースだったので、馬場差は変動にはならなかった。日曜日は1200mだけが変動になっているが、これは雨が降り出す前に1800mのレースが終了していたため。 |
■タイム分析 |
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R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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3R | T1200 | 良 | カステヘルミ | 牝2 | 未勝利 | 1:09.4 | -0.7 | ± | -0.2 | -0.5 | 102 | C | D | |||
4R | T1600 | 良 | フィリアプーラ | 牝2 | 未勝利 | 1:34.4 | -1.7 | ± | -1.0 | -0.7 | 110 | ○ | A | C | ||
9R | T1200 | 良 | ディアンドル | 牝2 | クリスマ | 1:08.5 | -0.6 | ± | -0.1 | -0.5 | 101 | C | D | |||
11R | T2500 | 良 | ルックトゥワイス | 牡5 | グレイH1600 | 2:32.7 | -1.0 | ± | +0.1 | -1.1 | 99 | C | D | |||
12R | T1800 | 良 | オハナ | 牝3 | ノエル賞1000 | 1:49.6 | +1.7 | -0.5 | +2.0 | -0.8 | 80 | SL | D |
R | 距離 | 状 | 勝ち馬 | 2着 | 性齢 | 条件 | 走破T | T差 | P補正 | 完T差 | 馬場差 | WL | TL | ML | 備 | |
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1R | D1200 | 良 | アポロチーター | 牡2 | 未勝利 | 1:11.6 | -1.4 | ± | -0.3 | -1.1 | 103 | B | D | |||
2R | D1800 | 良 | ネオレインボウ | 牡2 | 未勝利 | 1:55.9 | -0.2 | ± | +0.7 | -0.9 | 93 | D | D | |||
5R | D1800 | 良 | アルマスティング | 牡2 | 新馬 | 1:56.7 | +0.2 | ± | +1.1 | -0.9 | 89 | E | C | |||
6R | D1200 | 良 | トーアシオン | 牡2 | 新馬 | 1:11.8 | -1.4 | ± | -0.3 | -1.1 | 103 | B | C | |||
7R | D2500 | 良 | ギャラルホルン | 牡3 | 500万下 | 2:41.5 | -1.0 | ± | +0.3 | -1.3 | 97 | C | D | |||
8R | D1200 | 良 | アルベルティーヌ | 牝3 | 500万下 | 1:10.3 | -1.6 | ± | -0.5 | -1.1 | 105 | B | D |
逃 | 先 | 好 | 中 | 追 | マ |
■ワンポイントアドバイス |
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ノヴェリスト再び |
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今年8月にノヴェリスト産駒の傾向を取り上げた。初年度産駒である現3歳世代の1勝目の月別成績が11月0勝、12月1勝、1月0勝、2月0勝となっており、寒い時期が苦手としたが、初年度産駒の1勝目に絞った傾向にすぎないので、本当に寒い時期が苦手なのかを追跡調査した。 先週終了時点での何ら条件をつけてない、ノヴェリスト産駒の月別成績は11月から12月にかけて一気に落ち込んでいる。昨年の11月は未勝利だったんですが、今年の11月は3勝していて、もしかして寒い時期が苦手ということはないのかと若干不安になったが、12月になって昨年同様の落ち込みを見せている。年が明けて1月・2月も不振が続きそうだと思う。 また、ノヴェリスト産駒はダートが得意ではなくて、ただでさえ寒い時期が苦手なのに、そこにダートのレースが増えるので、ますます成績が低下するとした。その後も相変わらずダートでは不振で、ダートでは203戦して8勝2着14回。連対率10.8%あるが、ダートの次に芝に出走すると35回やって2勝2着4回で連対率が17.1%。ダートから芝に変わった時が、一つの狙い所となる。最後にちょっとある馬だが、9月に札幌の未勝利戦はAランクで圧勝したノヴェリスト産駒のライデンシャフト。10月の重賞アルテミスステークスでハイペースの逃げながら、0秒9差だったが、12月の500万では2秒5も負けてしまった。この大敗の原因が、もう冬が苦手なノヴェリストに由来するものだとすると、春に暖かくなった頃に復活することがありそう。 |