Victory Road

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2018/12/28 (金)
2018年5回中山9日目

■馬場コメント
 28日9日目の馬場差2000m対象の数値はマイナス0秒5だった。まずは9日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だったが、マイナス1秒台だった前半2週と比較すれば後半は水準寄りになった。
 雨が降らずに乾いた状態だったが、まぁAコース9日目。さらに1週前に雨の中でレースが行われたことで、芝の傷みが進み稍重だった8日目の後半とあまり変わらない馬場差になった。北風が吹いて最後の直線が向かい風だったが、芝に関しては距離別に馬場差を分けるほどの影響はなかった。まぁ外出しがバンバン決まるというような馬場状態ではなかったが、スローペースになっても単調な前残りのレースは少なかった。年が明けての1回中山はCコースが使用される。初日まで中7日しかないが、仮柵の移動によって時計の出方や脚質傾向がリセットされる可能性がある。
ダート
 28日9日目の馬場差1800m対象の数値はマイナス0秒2、1200m対象の数値はマイナス0秒8だった。ここまで9日間の馬場差を確認しておくと、1800mについては5日目だけがプラスの数値だった。1200mは総じて速い時計の出るレベルだった。
 雨が降らずに乾いた状態で、なおかつ火曜日に凍結防止剤が散布されてより一層乾燥が進んだ模様だが、1200mに関しては一気に時計が掛かるようにはならなかった。1800mが1200mと比べて時計が掛かるになった要因は風で、向かい風の区間を2回通る1800mの方が時計が掛かっていたという事。で、後半になるにつれて差しが決まるようになったように見えるが、後半にハイペースのレースが連続しただけで、途中で馬場状態に変化があったとか、風の向きや強さが変わったということではない。
馬場差一覧

■タイム分析
2018/12/28 (金)  芝=-0.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
3R T1800 ハーメティキスト    牡2 未勝利 1:49.2 -0.8 ± -0.3 -0.5 103 C B
5R T2000 ジュピターズライト    牡2 新馬 2:05.0 +1.5 -0.7 +1.3 -0.5 87   SL C
7R T2000 プレシャスブルー    牡4 ヤングジ500 2:02.0 +0.4 ± +0.9 -0.5 91   E D
11R T2000 サートゥルナーリア    牡2 ホープフ(G1) 2:01.6 ±0 -0.6 ±0 -0.6 100 C C
12R T1600 レジーナドーロ    牝3 ベストH1000 1:35.2 +0.9 ± +1.3 -0.4 87   E C

2018-12-28 (金)  ダ=-0.2 / 1200m=-0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML
1R D1200 ナスノダケ    牡2 未勝利 1:11.6 -1.4 ± -0.6 -0.8 106 B D
2R D1800 プレステッツァ    牝2 未勝利・牝 1:55.5 -0.6 ± -0.4 -0.2 104   B E
4R D1800 シュバルツバルト    牡2 未勝利 1:55.9 -0.2 ± ±0 -0.2 100   C E
6R D1200 マイヨブラン    牡2 新馬 1:13.4 +0.2 ± +1.0 -0.8 90   E C
8R D1200 レッドアネラ    牝3 500万下 1:11.3 -0.6 ± +0.2 -0.8 98   C D
9R D1800 ロードゴラッソ    牡3 ヤングジ1000 1:53.4 +0.2 ± +0.4 -0.2 96   D D
10R D1800 アンデスクイーン    牝4 立志S1600 1:53.2 +0.8 ± +1.0 -0.2 90   E C

         

■ワンポイントアドバイス
2歳12月のディープインパクト産駒
 昨年の10月のこのコーナー、ここで2歳時に重賞を勝ったディープインパクト産駒は3歳春に不信に陥ることが多いというデータを紹介した。特に2歳12月に重賞を勝ったディープインパクト産駒は、翌年春に悲惨なことになって来たという話をした。その昨年、12月にダノンプレミアムが朝日杯FSを勝って、さすがの私もこの馬が翌年不信に陥るとは思わなかったが、弥生賞は勝った。ただ、皐月賞を回避する事になって、ダービーは6着だった。これで2歳の12月に重賞を勝ったディープインパクト産駒は、3歳の1月から6月にかけて14戦1勝。つまり、ダノンプレミアムが弥生賞を勝って、1つ壁を破った訳だが、3歳の春のG1では6回走って1着・2着がなくて、3着が1度あるだけ。
 で、今年の阪神JFのダノンファンタジーの勝ちっぷりを見ていて、来年春に不振に陥るとは考えにくいが、このような傾向があるということは改めて認識しておきたい。
そして一方、この2歳の12月に芝1800m以上の500万下を勝ったディープインパクト産駒、こちらは3歳時に重賞でトータル5勝2着11回。この該当する7頭中5頭に重賞1・2着がある。サトノダイヤモンドも2歳の12月には重賞には使わず、芝2000mの500万下を勝っていた。阪神6Rの芝1800mの500万下を勝ったサトノルークスは、ムーヴザワールドの全弟だが、このムーヴザワールドは2歳時に東京スポーツ杯2歳ステークス3着、そして年が明けて共同通信杯3着だったんが、その後の500万で8頭立ての7着に沈んでしまって、クラシック出走はならなかった。ディープインパクト産駒の傾向からすると、ムーヴザワールドの使い方よりもサトノルークスの使い方が正解となる可能性がある。

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